我孫子市・柏市のはりきゅう専門院

「また耳が詰まってきた…」を繰り返している方へ

" 症状について, 症例 "

2026年5月13日

「また耳が詰まってきた…」を繰り返している方へ

なんとなく耳が重くなる。塞がれた感じがする。音が遠く聞こえる気がする。そんな経験はありませんか?

 

一度、突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)を経験した方の中には、回復後も疲労や肩こりをきっかけに、耳のつまり感や聴力の変化が繰り返しあらわれるケースがあります。

 

「また来た…」と不安になりながらも、どこに相談すればいいかわからず、様子を見てしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

来院のきっかけ

今回ご紹介するのは、40代の女性の方の経過です。10年前に突発性難聴を経験されており、その後も疲れや肩こりが強くなるたびに、耳閉感や一時的な聴力の変化が繰り返されていたとおっしゃっていました。

 

今回は症状が長引き、他の施設での処置でも改善がみられなかったことをきっかけに、鍼灸を試してみようと来院されました。

内耳の血流を整える

耳の聞こえは、鼓膜よりさらに先にある、「内耳」という機関のコンディションがとても大切にだと当院は考えています。

ここで内耳働きにについて簡単に整理しておきたいと思います。

 

内耳(ないじ)とは、耳のいちばん奥にある「音」と「バランス」のコントロールセンターです。

 

とても小さなパーツですが、主に2つのすごい役割を持っています。

 

  • 音を脳に届ける: 耳の穴から入ってきた音(空気の振動)をキャッチして、電気の合図に変えて脳に送ります。これで「あ、音楽が聴こえる!」とわかります。

  • 体のバランスを保つ: 頭がどっちを向いているか、傾いているかを調べるセンサーです。ここがあるおかげで、目をつぶっていても転ばずに立っていられます。

ここが疲れたり、血の流れが悪くなったりすると、耳が詰まった感じがしたり、目がまわったり(めまい)します。

 

内耳は、血流に非常に敏感な器官です。音を感じ取る内耳の細胞は酸素を必要とし、血液の流れが滞ると機能が低下しやすいといわれています。

 

そして内耳への血液は、首や肩を通過する血管を経て運ばれます。つまり、肩こりや首のこりが慢性化すると、内耳への血流に影響が出る可能性があると考え当院では、肩こりの治療が耳の症状の改善の第一歩と考えて施術を行っています。

 

経過:2回の施術で変化が

初回の施術翌日には、耳閉感が一時的に解消され、音がよりはっきり聞こえるようになったと報告がありました。ただし、4日後には再び耳閉感が戻る経過をたどりました。

 

2回目の施術後、徐々に聴力が回復。他の施設での検査でも改善が確認され、日常生活の不便さも解消されていったとのことでした。

 

 

慢性的な疲労・肩こり・首のこりを抱えている方が、繰り返し耳の症状を経験するとき、そのサインは「全身のめぐりが滞っている」というメッセージかもしれません。

 

突発性難聴は早期対応が大切なので、まず耳鼻科への受診が優先されます。ただ、「病院では異常なしと言われたが、耳の詰まり感や聴力の変化が続いている」という場合には、鍼灸という選択肢も視野に入れてみてください。

※症状には個人差があります。

こんな方はご相談ください

  • 疲れやストレスがたまると、耳が詰まる感じがする
  • 突発性難聴を経験してから、耳の変化が繰り返されている
  • 肩こり・首こりが慢性化している
  • 耳鼻科で処置を受けたが、なかなか改善がみられない
  • 耳の症状と全身の疲れ・血行不良が重なっていると感じる

上記の内容が一つでも当てはまる方は一度、ご相談ください。

この記事を書いた人

鍼灸専門 ゐろは鍼漢院 院長

2009年「ゐろは鍼漢院」開院 現在臨床暦20年以上。

「一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」

を信条に日々奮闘中。

2012年より、「日本獣医中医薬学院」の専任講師として

今日まで、100人以上の獣医師の鍼灸教育に関わる。

 

詳しい、プロフィールはこちら

 

 

カテゴリー: 症状について, 症例.
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