ベットや床に手を着くと、手首が痛い(30代男性会社員)
来院者
30代男性
通院期間
2021年11月〜12月
頻度
週1回
通院回数
6回
症状
数年前に腕立て伏せをしてから、左手首が痛くなった。それから、手首を上下に動かす動作がスムーズにできなくなり、趣味のドラムをうまく叩けない。
日常では、床に手をつく動作で痛みが誘発される。
経過と施術
初回:)手首の動きと、痛みの場所から、肩甲骨の外側と鎖骨周辺に原因があると考え、反応点に鍼を行った。施術後、手首の動きが滑らかになり、その状態が1週間続いた。
2〜4回目)初回の施術に加え、手首の緊張を緩和する目的で手の甲に鍼を行う。
劇的な改善は見られないものの、2回、3回と施術を繰り返して受ける事に、症状が徐々に改善。
4回目施術を終える頃には、6割がた痛みが消失。
5〜6回目)
5回目施術終了後、手首の上下運動もできるようになり、趣味のドラムをストレスなく叩けるようになる。
日常生活はもちろんの事こと、趣味のドラムも十分できるまで回復したため6日目の施術を持って、卒業とした。
使用したツボの一例
巨骨L 支正L 府蔵三L
まとめ
手首の症状は、きっかけは様々であるが、隣り合う指の関節の間に適度の隙間がない場合や、肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨)の遊びがない場合に起きることが多い。
これらの問題点に正確に鍼を当てることで、徐々に回復したと思われる。