我孫子のはりきゅう専門院

バネ指・腱鞘炎

※各症例の解説では分かりやすくするために、裸のイラストを使用していますが、実際の施術では施術着か衣服を着用しています。

また同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。

来院者

50代女性 指の症状

 

通院期間

2018年5月〜6月

 

頻度

週2回

通院回数

9回

症状

来院8ヶ月前より、左手の親指付け根あたりが痛む。

近くの整形外科でレントゲンをとったところ、骨に異常はなし。使いすぎによるものだと言われ、湿布薬を処方されたが、痛みは引かず、日に日に痛みが増している。8ヶ月前は手を使った時だけ、痛みを感じたが、最近は指を使わない時もジンジン痛む。

 

仕事では、商品を梱包する作業を繰り返しおこなっている。

 

母指の付け根を観察したところ、赤く腫れ上がり、腫れによる浮腫のせいか、指のシワが右手に比べて少ない。

 

経過と施術

初回

母指のラインを通る経絡を肩まで観察すると、左の前胸部が異常に緊張していた。

 

また、頸椎から、胸椎の動きを一つひとつ観察すると、頸椎7番と8番の可動性が悪かった。

 

検査にて調べた上記の場所に鍼を数本打ち、初回の施術を終了とした。

経過:安静時の痛みが少し軽減した。

使用穴:巨骨 T7(1) T8(1)  

2~4回目

初回施術後、安静時の痛みがなくなり、左手を床やベッドなどにつき、体重をかけた時だけ痛みが誘発される。

 

安静時痛が消失したことから、初回の施術ポイントは正しいと判断し、同じ施術を4回目まで繰り返し行った。

使用穴:初回と同じ。

5〜9回目

痛みの程度を軽減したが、拇指球の当たりが、手を床についた時に少しだけ痛む。

母指の腫れは軽減し、指のシワも観察される。

 

母指球に対し、同じ経絡上にある、侠白に鍼を行ったところ、9回目の施術を終える頃には、日常動作だけではなく、職場での作業も支障なく行えるようになったため、終了とした。

使用穴:初回の内容+侠白

使用したツボの一例

巨骨 肩貞 T7(1)  T8(1)  侠白

 

まとめ

外傷性を除き、母指をはじめとした、指の症状は、少し離れた、前胸部や、胸椎に原因が潜んでいることが多い。

症状の原因点を探りだし、施術を行うことで、改善がみられた。

来院者

30代男性

 

通院期間

2021年11月〜12月

 

頻度

週1回

 

通院回数

6回

症状

数年前に腕立て伏せをしてから、左手首が痛くなった。それから、手首を上下に動かす動作がスムーズにできなくなり、趣味のドラムをうまく叩けない。

 

日常では、床に手をつく動作で痛みが誘発される。

経過と施術

初回:)手首の動きと、痛みの場所から、肩甲骨の外側と鎖骨周辺に原因があると考え、反応点に鍼を行った。施術後、手首の動きが滑らかになり、その状態が1週間続いた。

 

2〜4回目)初回の施術に加え、手首の緊張を緩和する目的で手の甲に鍼を行う。

劇的な改善は見られないものの、2回、3回と施術を繰り返して受ける事に、症状が徐々に改善。

4回目施術を終える頃には、6割がた痛みが消失。

 

5〜6回目)

5回目施術終了後、手首の上下運動もできるようになり、趣味のドラムをストレスなく叩けるようになる。

日常生活はもちろんの事こと、趣味のドラムも十分できるまで回復したため6日目の施術を持って、卒業とした。

使用したツボの一例

巨骨L 支正L 府蔵三L

まとめ

手首の症状は、きっかけは様々であるが、隣り合う指の関節の間に適度の隙間がない場合や、肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨)の遊びがない場合に起きることが多い。

これらの問題点に正確に鍼を当てることで、徐々に回復したと思われる。

 

来院者

60代女性

 

通院期間

2021年11月〜2022月1月

頻度

週1〜2回

通院回数

7回

症状

2021年の春頃から、右手母指の付け根付近が痛み、曲げる動作はできるが、第一関節を伸ばし切ることができない。

ペットボトルや瓶の蓋を開ける作業が困難。

 

畑仕事をしており、その後が特に痛む。(ナスや、きゅうりなどの野菜をツルからもぎ取る作業。)

 

整形外科では、腱鞘炎と告げられ、湿布を処方されるも7ヶ月経過しても変化なし。

経過と施術

初回

指の動きと、痛む状況、痛みの部位から、原因として可能性の高い背部と肩甲骨のツボの反応を調べ鍼をおこなった。

 

経過:翌日にかけて、痛みが軽減。わずかだが第一関節が伸びるようになる。

2~4回目

徐々に指の関節が伸び、健康な左母指と変わりなく動かせるようになる。

4回目の施術が終了する頃には、痛みも忘るようになる。

5〜7回目

再発予防のために、7回まで施術を行う。畑仕事の後も痛みが再発しないため、施術を終了とした。

 

使用したツボの一例

T7(1)R T8(1)R 手三里R 七稜R 八稜R 

まとめ

母指関節は、他の4指と比べて、曲げ伸ばしだけではなく、対立運動など、複雑な動きに対応する構造になっている。そのため故障した場合も回復が難しいケースが少なくない。

 

本例では肩甲骨と背骨の柔軟性低下が症状の原因と早期に特定することができた為、比較的、少ない施術回数で改善することができた。

 

 

来院者

30代女性

 

通院期間

2021年5月〜6月

 

頻度

週1回

 

通院回数

9回

 

症状

3年前の、出産後より、左母指の腱鞘炎。

 

ドアノブを撚る動作、瓶の蓋やペッドボトルのキャップを開ける動作で痛む。

2週間前より、この3年間で経験したことがないほど、痛みが強くなったので鍼灸を希望して来院。

経過と施術

初回

母指の痛む場所と瓶の蓋を開けるような撚る動作が痛むということから、胸椎周辺を調べたところ、特徴的な硬結を確認。

 

その場所に鍼を行う。

 

3回目の施術で大きな変化なし。

首周辺や腕など、その他の問題点を探したが、初回で確認した施術ポイントが最も症状の原因として、疑わしかった。

そのため、3回目まで行ってきた処置に加え、同じく胸椎に作用させる効果がある足のツボに処置を加える。

5~9回目

4回目施術を終えた翌日より徐々に、母指の動きが良くなり、ドアノブを捻る時に起きる痛みが5割ほど減っていることに気がつく。

 

同じ処置を9回目まで続けたところ、問題なく、瓶の蓋やペットボトルのキャップをあけられるようになった。

使用したツボの一例

T7(1)L T8(1)L 陽輔L 懸鐘L

まとめ

症状の原因点の特定に間違えがなくても、はっきりと効果が現れるまでに施術の回数を要することがある。

 

症状が慢性化していれば、いるほど、その傾向がみられるが、施術直後の変化に、こだわり過ぎず、根気強く症状の原因点に対して、施術を行い続けたことが、症状改善の決めてとなった。

来院者

40代男性

 

通院期間

2021年5月〜6月

 

頻度

週2回

通院回数

7回

症状

趣味のギターの練習時間を増やした、半年前あたりから、左手第2関節が痛む。指を深い角度に曲げると激しい痛みが走る。

 

指を動かさなければさほど、痛みは起きない。

近くの整形外科で診てもらったところ、腱鞘炎と告げられた。

経過と施術

左手中指の動きの制限と痛みを特に感じる場所から、胸椎と腕周辺に問題があると考え、ツボの反応が出ているところに鍼を行った。

 

同じ施術を3回目まで繰り返したところ、痛みが徐々に軽減し、指を深く曲げる動作ができるようになる。

 

その後、指をグッと伸ばす動作をすると指の同じ場所に痛みが起きることに気がつく。

そこで肩甲骨の外縁に鍼を行う。

 

以後7回目まで同じ施術を継続したところ、指を伸ばす動作も問題なく行える様になり、趣味のギターも再開した。

 

7回の施術をもって、週2回の集中的な施術は終了とし、現在は、月に1度再発予防の目的のため施術を継続中。

使用したツボの一例

外谷L T3(1)L  ふくら3L 

まとめ

指の動きは肩甲骨や胸椎との関係が深いことから、施術するべきポイントを特定することで徐々に回復が見られた症例。

来院者

60代男性

 

通院期間

2021年1月〜2月

 

頻度

週2回

 

通院回数

5回

症状

1週間前、包丁を握り、料理をした後から、薬指を伸ばすのが、困難になった。

その後、薬指を曲げるたびに伸ばすのが、困難。

 

病歴:20年前より、右のゴルフ肘

経過と施術

背骨の動きを調べたところ、指と肘の動きと関係が深い上部胸椎周辺が硬かった。

そこに鍼を行ったところ、薬指の曲げ伸ばしがスムーズになった。

 

肘の痛みは変化なし。(来院者本人も20年来の症状なので、回復は諦めている。)

 

初回施術の翌日、指の引っ掛かりが少なく、以前より、楽にグーパーの動作ができるようになる。

包丁を持って料理することも楽。

 

肘の痛みは変化なし。

 

同じ施術を5回繰り返したところ、指の痛みや動きを気にすることなく、料理やその他の日常生活ができるようになった。

 

5回の施術中に肘の痛みには、変化が現れなかったが、本人の希望もあり、薬指の回復を、もって施術を終了とした。

使用したツボの一例

T4(1)R ふくら4R

まとめ

ばね指の本当の原因は症状が出ている指周辺より、肘や肩や背中など患部から離れていることが多い。

ばね指は、改善まで10回以上施術を要する難しいケースも多いが今回は発症後1週間と早期に施術を開始したこともあり、速やかな改善が見られた。

 

来院者

60代女性

 

通院期間

2021年6月〜7月

 

頻度

週2回

 

通院回数

9回

症状

1週間ほど前から右手親指の付け根が痛み、包丁や箸などを使うときに力を入れることが困難になった。

 

病院で診てもらったところ、腱鞘炎と言われ、湿布と痛み止めを処方された。

1週間たっても特に症状に変化がないため、鍼灸施術を希望し来院。

 

その他の症状:慢性腰痛 肩こり

経過と施術

初回

右手親指の動きを、丁寧に観察すると、第二関節の小指よりの場所に、最も痛い場所を確認した。

 

また親指の動きと関係の深い下部胸椎の周辺を確認したところ、椎骨の可動性に問題があることを確認。

 

胸椎の動きを出すために背中に針を一本行ったところ、その場で右手親指の動きが楽になった。

経過:1回目の施術翌日、右手親指の動きがさらに良くなり、茶碗や箸など持つことがだいぶ楽になった。

2~4回目

施術開始前に比べ、日常生活での痛みは、10分の1ほどになったが、代わりに床に手を着いたときに手首の付け根から肘にかけて、痛みを感じるようになった。

 

痛みの場所と動きから肩甲骨の概則に問題があるのではないかと予想を立て針を1本行った。

 

症状を安定させるために同じ施術を4回目まで繰り返す。

5〜9回目

4回目までの施術で右手親指と手首から肘にかけての痛みは消失。

 

しかし包丁で食材を切ったり、ビンのフタを開けるなど、手に力を要する動作を繰り返すと症状が再発する。

 

肩の付け根の手首と関係の深い場所に針を行い経過を観察したところ、7回目の施術後あたりから、症状が安定。

 

手を多く使った日も痛みを気にすることがほぼなくなったことを確認し、9回目で施術を終了とした。

 

現在は、もともとの肩こりや腰痛予防のために月に1階通院を継続している。

使用したツボの一例

T8(1)R 臑兪R 巨骨R

まとめ

腱鞘炎の中でも星の腱鞘炎は親指自体の動きが他の指よりも複雑なため改善に時間がかかることが多い。

本症例は早期に施術を始めることによって速やかな回復が観察された。

来院者

70代女性

 

通院期間

2021年3月〜

 

頻度

週3回

 

通院回数

3回

症状

来院5日前、朝起きると右手全体に違和感を感じた。

それから、徐々に手首から、親指~薬指まで違和感は痛みに変わり、その後

痛みと腫れの為、指の曲げ伸ばしが困難になる。(母指が最も痛む。)

 

ドアノブを回す、箸を持つ、ペンを持つ、服の脱ぎ着など、あらゆる日常動作ができず、安静にしていてもジンジンと脈打つようにいたむ。

 

近くの整形外科でみてもらったところ、腱鞘炎と言われる。

 

【既往歴】

10年前に交通事故をしてから、首筋の痛みが適期的に起こる。

場所は首の右側だったり、左側だったりと一定しない。

経過と施術

特定の指ではなく、手首~手指全体に痛みが走ることから、手首や指だけの問題ではなく、脊柱や、肩甲骨周辺にも原因があると考えた。

 

実際に上記の部位を指で押圧し、調べたところ、健側の左側と比べ、明らかに動きが悪かった。

 

指の炎症を鎮めるために胸椎横のツボに鍼を行ない、肩甲骨周辺の反応点に鍼をおこなったところ、3回の施術で右肩の可動域は回復し、日常生活で困ることは無くなった。

使用したツボの一例

T1(1.5 ) R C7(1.5 ) T7(1) T8(1)R 巨骨 肩貞 臑兪 侠白

まとめ

腱鞘炎で悩んでいる方を長年みていると、その原因は、手指ではなく、肩甲骨周辺や背骨にあることが多い。

 

肩甲骨や背骨のコリや柔軟性の低下は、手指の自然な動きを妨げ負荷をかけ続ける。

本症例も、過去の交通事故の経験や、家事による背部への負荷が症状の原因と考え施術を行うことで速やかな快方が観察された。

症状

【症状】右母指の腱鞘炎 

三年前に発症し、ステロイド注射を受ける。

その後二年間症状は落ち着いていたが昨年7月に再発。
医師に「ステロイドの注射は繰り返し打つと、腱をもろくしてしまうのでお勧めできない」といわれ、その後は電気治療と抗炎症剤、湿布などで改善を試みたが、一向に痛みと腫れが退かない。

文字を書く動作やPC作業が特に辛い。

来院者

50代女性

通院期間

2018年5月〜6月

頻度

週2回

通院回数

10回

来院者

初診~3診】
母指と手首の動きを細かく観察したところ、頸椎と胸椎の動きに問題があると予測し、鍼治療を行う。治療直後、母指の動きが僅かに改善していることから、その後3診まで同じ処置をおこなう。

【4診~10診】
4診が終えるころから、母指の動きの改善に合わせ、痛みと腫れが徐々に軽減。

10診目。痛みが8割方消失し、PC作業もストレスなく行えるということ。その後はセルフケアとして自宅でお灸をするよう指導し現在は、月1回、体調

管理、健康増進を目的として治療を継続中。

使用したツボの一例

T1(1)R C7(1)R 

まとめ

本症例のように、ステロイド治療を繰り返し受けた後、鍼灸治療を希望し来院される方は意外に多い。

腱鞘炎に対する症例は鍼治療が奏功し、数回の施術で回復するケースや、少しずつ中長期にわたり、段階的に改善するケースと様々だが、副作用のない鍼灸は安心して必要なだけ治療をおこなうことができる。

本症例は、手の腱鞘炎の原因を手指単独の原因と考えず、関連性の高い脊柱を注意深く観察することで、良好な治療経過を辿ることができた。

症状

 

【症状】母指から前腕にかけての痛みと腫れ

【病歴】1週間前より、肘先から手首にかけて痛み、腫れを伴う。

整形外科でレントゲンで調べたところ、骨に異常はないとの事だった。親指の曲げ伸ばしで、母指だけではなく、手首~前腕が痛む。

 

左腕と比較しても、全体的に熱を持ち、腫れているのがわかる。

指先にしびれはない。手首を動かすと痛みが再現、増悪。首、肩や肘の運動に伴う痛みの増悪がなし。

来院者

50代女性

来院者

2017年3月〜

頻度

週2〜3回

来院者

4回

施術と経過

初回~2回目

痛みを最も感じる、右前腕の中指のラインと関わりの深い、肩甲骨周辺、及び母指と関わりの強い胸椎にある硬結を確認し、それぞれの場所に刺鍼。

痛みの場所が、中指のラインから、母指のライン(親指側)に移動したので、同じく肩甲骨外側にある硬結に刺針。治療の翌日、動きによる痛みが半減。帰宅後から翌々日にかけて腫れも徐々に引く。

3回目

痛みの場所が、中指のラインから、母指のライン(親指側)に移動したので、同じく肩甲骨外側にある硬結に刺針。治療の翌日、動きによる痛みが半減。帰宅後から翌々日にかけて腫れも徐々に引く。

4回目

腫れも引き、痛みを感じないということなので、3診と同じ治療を行い、一度治療を終了する。

その後は、健康増進と再発予防の目的で3週間に1度通院中。

使用したツボの一例

府蔵3R 府蔵1R T1(1)R 

まとめ

本症例は、指の腱鞘炎の症状だけではなく、前腕の痛みと腫れを伴っていた。

指先や手首付近におこる腱鞘炎と違い、患部は広範囲であったが、

痛みを誘発する動作がはっきりしていたため、治療ポイントを正確に鑑別することができ、治療を行うごとに症状の変化を観察することができた。

発症1週間と比較的新しい症状であったことも短期回復の大きな要因である。

同じような症状で悩んでいる方は是非、鍼灸治療を選択しの一つとして考えてみてほしい。

来院者

60代 男性

通院期間

2018年2月〜2018年3月

頻度

週2〜3回

通院回数

3回

来院者

【症状】 右手母指の痛み

【病歴】 

1月末より、思い当たる原因なく、親指に痛みを自覚。
親指の対立運動(親指とその他の指の腹どうしを接触させる動作)が困難になる。

その他、瓶の蓋を開け閉めする動作ができない。

※補足:この来院者さんは、2015年2月に腰痛の施術を希望し、通院していました。回復後は再発予防のため、月に1回の割合でメンテナンスのため来院していましたが、今回の症状は、その時相談を受けたものです。

来院者

初回

ヒアリングをしたところ、症状が現れる前後で思いあたるような出来事はない。ただ、症状がでる少し前から、肩こりをひどい。

首回り、肩周りを確認したところ肩甲骨周辺と上部の胸椎と右首筋が異様に固くなっていた。

親指の対立運動と親指の曲げのばしに関連する背中の箇所を押しながら、痛みが出る動きを再現してもらったところ、幾分動きがスムーズになるのを確認。

これらのヒアリング情報と検査結果から、親指の対立運動と腕の回転に関わる背中と首にあるツボに鍼をした。

治療直後、親指の曲げ伸ばしと対立運動をしてもらい。痛みが軽減していることを確認し、この日は治療を終了する。

症状が現れてから日が浅いので、集中して治療した方が、改善度も予後も良いことを説明し、3日おきにの治療を勧める。

 

2回目

母指の痛み軽減。対立運動ができるようになった。
しかし、瓶のふたを開ける動作がまだ、やりにくい。

この日は右を振り向くと右の首筋が痛いことを訴えたので、親指の症状との関連も考慮しながら、腕のツボに処置を加える。

 

 

親指の痛みが9割方改善し、ビンのふたも開け閉めできる様になった。

右首筋の痛みもほとんど、気にならなくなった。

3回目

第2回と同じ治療を行う。

指と首の可動域を計測し、健側(症状のない左の同じ場所)とほぼ同じ事を確認。

一端治療を終了する。

1ヶ月後の定期通院の日まで経過観察を行い、気になるようであれば、すぐ連絡するように伝える。

その後、従来どおり月1回の腰のメンテナンスのため来院しているが、指の症状は再発していない。

使用したツボの一例

T1(1)R C7(1)R 後谿R

まとめ

親指の動きは、その他の指と比べて,構造が複雑なため回復に時間がかかることがおおい。

しかし今回のケースは、発症から日が浅く、症状を再現する動作が明確だったため、治療するポイントも特定しやすかった。

これらの好条件が重なり、早期に良い結果に繋げることができた。

来院者

70代男性

通院期間

2017年〜

頻度

週2〜3回

通院回数

11回

症状

2年前より、両手の指全体に突っ張ったような、違和感があり、起床時や握る動作でより、強く感じる。

 

特に、小指は「ピリッ」とした痛みが走る。

病院でリウマチ検査を受けたところ、陰性。頸椎のレントゲンでは、骨には異常なしと言われた。

ゴルフ仲間に相談したところ当院を紹介され来院。

施術と経過

姿勢を観察したところ、胸椎(胸の高さの背骨)が後方に歪み、頭が前につきでている、いわゆるストレートネックの状態であった。

 

ストレートネックにより頭の重さがうまく支えられず、首~背中に過度の負荷をかけていることが症状の原因と考えた。

 

首から肩を緩める目的で鍼灸を開始。また、正しい姿勢を心がけるよう指導したところ、第5回目あたりから、手の痺れを感じる時間が大幅に減少した。

 

8回目あたりから右手の違和感は半減し、左手に関しては、7割がた消失。

 

また、両手の小指に走る「ピリッ」とした痛みはすっかりなくなっていた。

 

 

11回目の施術後、症状が消失していることを確認し、それ以後は再発防止と健康管理目的で月に1回の施術を継続。

 

2018年8月現在。症状は再発することはなく、趣味のゴルフを存分に楽しんでいる。

来院者

六谷  C6(1) 後渓 T5(1)

まとめ

病院の検査で骨などに異常がないと告げられていても、首肩の慢性的なコリがあれば、そのコリは手に繋がる神経を圧迫する一つの要因となりうる。

 

今回は姿勢不良によるストレートネックが慢性的なコリを生み出す原因と考え施術をおこなったところ、徐々に症状が消失した。

 

また、姿勢に関する正しい知識を患者に伝え、よい姿勢を定着させることで、1年以上経過した、現在も再発することなく過ごせている。

来院者

60代 女性 

来院

2017年3月

頻度

週2〜3回

通院回数

5回

症状

 

受診3週間前に転倒時に左手を地面につき、それから、母指の付け根が痛む。また可動域制限のため、床に手をついたり、財布を開く動作などで不自由を感じる。

 

整形外科でレントゲンを撮ったが、骨などに異常はないとのこと。

施術と経過

単純に指が痛みや腫れで曲げられないという自動運動制限だけではなく、他動でも可動域に制限がみられた。

 

腱鞘炎と同じく、母指に対応した、背中のツボの状態を確認したところ、反応が認められたので、鍼をしたところ、その場で可動域が大きく変化した。

 

5診目が終えたところ、右手の可動域とほぼ同じになり、痛みの消失したのでここで治療を終了とした。

使用したツボ

T7(1)L T8(1)L C7(1.5)L T1(1.5)L

まとめ

腱鞘炎は使いすぎにより、発症するが、本症例のように、外傷などを切っ掛けとして、腱鞘炎様の症状が現れることがある。

 

手足の動きは背骨と連動しており、手指の腱鞘炎は背骨周囲のコリなどによりの背骨の柔軟性が低下した時に関連した指に症状が出現しやすくなる。

本症例は、手指の腱鞘炎と同じく、背骨の対応部位に鍼をすることによって改善することができた。

 

明らかな外傷による指の疾患は、まず、骨折や靱帯の損傷を確認するために、整形外科にかかることが求められる。

 

しかし骨や靱帯の構造上の破壊がなければ、鍼灸は本症例のような症状に対して大きな可能性を秘めている。

来院者

男性 30代 理容師

来院

2019年12月 ~ 2019年12月

頻度

週2~3回

通院回数

7回

症状

仕事で1日中腕を使うせいか、半年前から、指を動かす度に、前腕に痛みが走る。

 

腕の痛みが酷くなると、握力がなくなり、注意していないと物を落としてしまう。指もこわばり、紙をつまむ動作もどこかぎこちなくなる。

 

脳神経外科でMRI検査を受けたところ、「異常なし。気のせいでは?」と担当医から言われ、しばらく様子をみていた。

 

しかし、ハサミを握れないなど、仕事にも支障をきたすため、真剣に解決策をさがしていたところ、友人の紹介を経て当院に来院。

施術と経過

初回)腕の動きと脊椎の硬さを調べたところ、上部胸椎(肩甲骨の高さに位置する背骨)と肩甲骨の外側に異常なコリを発見。

 

コリが最も強いと感じた3点に鍼を行いこの日は施術を終了とした。

 

初回後の経過:初回施術後。痛みが僅かに軽減。

 

2回目)初回施術後、2日ほどは前腕の痛みも少なく、仕事も集中できたが3日後から、痛みが少しずつ再燃。

 

初回で確認した、肩甲骨外側と、上部胸椎周辺への処置に加え、手指の間のツボに針をする。

2回後の経過:LINEで腕の痛みがすっかりとれたと連絡を受ける

 

3回目)腕の痛みはほとんど気にならなくなったが、指のこわばりや、手洗い後、指の雫を振り払う動作で手首より先に痛みを感じる。

 

施術のポイントは同じと考え、上部胸椎、肩甲骨周辺のコリに鍼を以後、7診まで、行う。

 

コリが小さく柔らかくなるにつれて、症状も軽減し、仕事も苦痛なるできるようになった。

 

以後再発防止のため、一ヶ月に一度、施術を継続。

 

バネ指・腱鞘炎でお困りのあなたへ

 

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当院では、ご縁のある方のそんな想いに応えるべく、2009年の開院以来、バネ指で悩む多くの方と向き合ってきました。

 

病院や整体で改善しなかった場合でも、一度ご相談ください。

 

このページをお読み頂いている、あなたが、バネ指に悩むことなく、日々を生き生きと過ごせるよう全力でサポートします。

 

         ゐろは鍼漢院 院長  池内 公

院長プロフィール

池内 公 1980年生まれ。

2003年 鍼灸師国家資格を取得。

 

整形外科、内科、婦人科、耳鼻科など多くの科を有する、長野県水嶋クリニックの勤務を経て、2009年に独立。16年間でのべ、5万人以上の施術経験を積む。

現在、『一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」を信条に日々奮闘中。

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