ギターの練習後、半年間治まらない指の痛み(40代男性)
来院者
40代男性
通院期間
2021年5月〜6月
頻度
週2回
通院回数
7回
症状
半年前あたりから、左手第2関節が痛む。指を深い角度に曲げると激しい痛みが走る。趣味のギターの練習時間を増やしたことが原因と来院者本人は語る。
指を動かさなければさほど、痛みは起きない。
近くの整形外科で診てもらったところ、腱鞘炎と告げられた。
経過と施術
来院者の訴えから、胸椎と腕周辺に問題があると考え、ツボを調べ鍼を行った。
同じ施術を3回目まで繰り返したところ、痛みが徐々に軽減し、指を深く曲げる動作ができるようになる。
その後、勢いよく指をグッと伸ばすと、曲げた時と同じ場所が痛むことに気がつく。
そこで肩甲骨の外縁に鍼を行った。
以後7回目まで同じ施術を継続したところ、指を伸ばす動作も問題なく行える様になり、趣味のギターを再開。
7回の施術をもって、週2回の集中的な施術は終了とし、現在は、月に1度再発予防のため施術を継続中。
使用したツボの一例
外谷L T3(1)L ふくら3L
まとめ
指の動きは肩甲骨や胸椎との関係が深いことから、施術するべきポイントを特定することで徐々に回復が見られた症例。
ギターの練習をしばらく控えた事も早期改善の一助となった。