左首筋から肩・背中にかけての痛み
来院者
40代男性
通院期間
2021年11月〜
頻度
週1回
通院回数
3回
症状
2ヶ月ほど前から、首筋が痛む。
初めは、さほど気にならなかったが、1ヶ月前に長距離運転をしてから、症状を顕著に感じるようになった。
時折、左の二の腕に痺れを感じることがある。
寝ている時、特に、左横向きで寝ると症状が悪化する。
経過と施術
初回
首の動きを確認すると、左右に倒した時、左右を振り向いた時。前後屈。全ての動きで左首筋下から背中に痛みが走る。
また、首を左に倒した時は腕に痺れが起きる。
以上の情報から、施術ポイントを決め、肩甲骨の内側と上角。胸椎の際。足の脛にそれぞれ鍼を行った。
経過:施術直後、痛みは残るが首の動きが滑らかになり、可動域が広がる。
2回目
初回施術後、痛みが少しずつ軽減し、首筋から背中にかけての鋭い痛みはなくなり、弱い筋肉痛のような感覚が残る。腕にかけての痺れは時々出現する。
首の動きを確認したところ、左側に倒した(側屈)時のみ首筋に痛みが誘発・増強。また左腕のしびれが再燃する。
そこで左肩甲骨上角と脛に鍼を行った。
3回目
2回目、施術以降左腕のしびれを感じることがなくなり首から肩にかけての筋肉痛も軽減した。
自宅で行える、再発防止のストレッチを指導し、症状改善目的の施術を1度終了とした。
現在は、再発防止、健康増進のために月一回通院中。
使用したツボの一例
七稜L 八稜 陽輔L T4(3)L LT5(3)L
まとめ
痛みを誘発する動作から、原因となる場所を正確に特定することで段階的な改善が早期に見られた症例。