右手薬指のばね指。指を曲げた後、伸ばすのが困難(60代男性)
来院者
60代男性
通院期間
2021年1月〜2月
頻度
週2回
通院回数
5回
症状
1週間前、包丁を握り、料理をした後から、薬指を伸ばすのが、困難になった。
その後、薬指を曲げるたびに伸ばすのが、困難。
病歴:20年前より、右のゴルフ肘、肩首の痛み、強張り
経過と施術
背骨の動きを調べたところ、指と肘の動きと関係が深い上部胸椎周辺が硬かった。
そこに鍼を行ったところ、薬指の曲げ伸ばしがスムーズになった。
肘の痛みは変化なし。(来院者本人も20年来の症状なので、回復は諦めている。)
初回施術の翌日、指の引っ掛かりが少なく、以前より、楽にグーパーの動作ができるようになる。
包丁を持って料理することも楽。
肘の痛みは変化なし。
同じ施術を5回繰り返したところ、指の痛みや動きを気にすることなく、料理やその他の日常生活ができるようになった。
5回の施術中に肘の痛みには、変化が現れなかったが、本人の希望もあり、薬指の回復を、もって施術を終了とした。
使用したツボの一例
T4(1)R ふくら4R
まとめ
ばね指の本当の原因は症状が出ている指周辺より、肘や肩や背中など患部から離れていることが多い。
ばね指は、改善まで10回以上施術を要する難しいケースも多いが今回は発症後1週間と早期に施術を開始したこともあり、速やかな改善が見られた。