学校講義　夏期特別授業

こんにちは。ゐろは鍼漢院の池内です。

８月５日、私が勤める、日本獣医中医薬学院で恒例の夏期特別セミナーを行いました。

日本獣医中医薬学院は、獣医中医学を学びたい獣医師の先生の為の教育機関です。

※獣医中医学（中獣医学）は、酪農学園大学獣医学部の正式カリキュラムとして文部科学省において2010年に認定された、鍼灸・漢方・推拿（中国伝統手技療法）・食養などの中医学の総称です。

私の担当は、午前の僅か2時間ですが、

2013年から、毎年開催しているので今年で6年目になります。

講義内容は東洋医学の基礎理論について、総復習を2時間で行うわけですが、受講生の中には、毎年、欠かさず、出席してくださる先生も数名いらっしゃいます。

なので今年は、内容をより臨床的なものに変えてみました。

講義内容は、私が病院勤務時代に、「こんな、本が手元にあったらいいな…」という内容を、群書より抜粋し、まとめた自作の「臨床カンペノート」から特に役に立つと思う部分をさらに抜き出しました。

5年間行ってきた内容を、ガラリと変えるのは勇気がいりましたが・・・

結果として資料づくりに凝り過ぎて、講義内容はただ、資料を追うだけのしょっぱいものになってしました。

毎回、反省と修正の繰り返しにより、講義内容をブラッシュアップしていますが、今回の内容は反省、改善の余地が満載です。

臨床の師は常に患者さんであるように、講義の師は常に受講生の方々と再認識する今日この頃でした。

この記事を書いた人

鍼灸専門　ゐろは鍼漢院　院長

2009年「ゐろは鍼漢院」開院　現在臨床暦19年。

「一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」

を信条に日々奮闘中。

2012年より、「日本獣医中医薬学院」の専任講師として

今日まで、100人以上の獣医師の鍼灸教育に関わる。