我孫子市・柏市のはりきゅう専門院

胃のムカつきと吐き気により、5年間食事が楽しめない(30代女性)

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症状

5年前,職場で人間関係のストレスを受けた時期から、胃のムカつきと吐き気がおこり、それから全く食欲のない日々を送っている。

 

症状は、心配事の有無で強くなったり、軽減したりする。

 

病院で胃カメラの結果、「胃の疲れ」といわれ、薬が処方されたが、服用し続けるも一向に症状は改善しない。

 

電車通勤の際、立っているのも辛くなることがあるため、なんとか、胃の症状を心配することなく日常を過ごしたい。もともと、食べることは大好きなので、友人と外食が楽しめないのも辛い。

 

健康雑誌や、インターネットなどで調べたところ、自分は鍼灸が合っているのではないかと思い、当院に来院。

 

服用中の薬:ガスモチン グリマック 

その他の症状:生理不順

 

 

 

来院者

30代女性

通院期間

2014年4月~5月

頻度

週1回

通院回数

5回

症状

初回

お腹を触ると、臍を中心に冷たく、全体的にぷっくらとしている。冷えにより、腸の動きが停滞し、ガズが溜まっていように感じた。

 

また、鳩尾のあたりが固く、指でわずかに圧をかけると、なんとも言えない不快感がある。その他、※舌の苔がまだら状に抜け落ちている。

 

胃腸の働きを高める目的で手足のツボに鍼を行い、腹部の反応がるところに、鍉鍼(ていしん:ささない鍼)を行い、最後に背中の消化器に対応するツボに鍼とお灸をする。

 

※舌の苔は胃腸の状態を反映しており、まだら状に苔が剥げている状態は、著しく胃腸機能が低下していることを示していることが多い。

 

経過:施術後より、1週間、症状には変化なし。

2回目

お腹のガスが溜まっている感じと、舌の苔の抜け落ちているところが薄っすらと苔が再生していることから、施術方法は正しいと考え初回と同じ施術を行う。

 

経過:施術後、胃のつかえた感じがなくなる。その後、1週間の間に徐々に食欲が戻る。

 

3~5回目

2回目までの施術に肩こりの処置を加えて施術を終える。3~5回目の施術にかけて、徐々に、腹部の、冷えと、ぷっくらとガスが溜まったような張りが、減少していくことを確認。舌の苔の抜け落ちた部分も徐々に再生。

 

経過:胃の不快感はすっかりとれ、食欲が完全にもどる。もともと食べることが大好きなので食事の時間が楽しみになる。

 

5回目施術以降:2度と同じ症状で苦しみたくないので、その後も再発予防、健康増進・生理不順の改善のため週に1回の通院を継続。

 

 

使用したツボの一例

内関 公孫 天枢 脾兪 足三里 

まとめ

5年間、抱えた症状が短期で回復した症例。

 

胃腸は精神的ストレスの影響を受けやすく、放置すると、2次的に体重の減少や、免疫力の低下を引き起こすことがある。

 

本症例のように、「病院で以上なし」といわれた場合も、鍼灸で改善するケースがある。

 

同じような症状で悩んでいる方は是非一度、鍼灸を改善方法の一つとして近くの鍼灸院に相談してみることを勧めたい。

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