瞬きがしにくい(30代女性)
" 顔面神経麻痺 "
来院者
30代女性
通院期間
2021年1月〜
頻度
ほぼ毎日
通院回数
5回
症状
来院1週間前、右目の閉じにくさに気がつき、耳鼻科にかかったところ、ベル麻痺と告げられる。
口の動きや感覚は問題ないが、右目の瞬きが行い難い。
病院では、ステロイド剤、ビタミン剤、抗ウイルス剤を処方された。日に日によくなっている感覚はあるが、早期回復のために他にできることは、ないかと考え、鍼灸を希望し来院。
主訴との因果関係は不明だが、発症2日前、右の奥歯が痛み、歯の処置をした後から、肩の痛みを感じ、その後、症状が出現した.
経過と施術
耳周辺から、首筋かけて、右側の緊張が強い部分を入念に調べ、鍼を行った。
経過:施術翌日以降、夜に目の疲れを自覚するものの、今までしにくかった瞬きが以前よりスムーズにできるようになる。
同じ施術を以後、4回繰り返したところ、夜の目の疲れも感じなくなった為、施術を終了とした。
使用したツボの一例
合谷R 開魄R 中腰L 飛揚R 築賓R
まとめ
元々、投薬による処置を早期に行い、症状改善傾向が見られていた.そこに鍼による施術を併用することで、更なる回復が見られたと考えられる.