ヒアルロン酸注射では一向に改善が見られなかった肩の痛み(50代男性)
" 五十肩 "
来院者
50代男性
通院期間
202011月〜
頻度
週2回
通院回数
11回
症状
同年3月頃から、右肩に痛みが出始め、5月に整形外科を受診したところ、五十肩と告げられる。
その後、整形外科に通院するも、衣服の着替え時など、痛みが治らず、夜間も痛みで寝付けない状況。
2週間に一度の頻度でヒアルロン酸注射を続けているが、一向に改善する様子がないため、鍼灸を希望して来院。
右肩、全体が、痛むが、特に肩関節前面の痛みが強い。
「右のおしりポケットに手を回す動作」や「洗髪をする動作が特に辛い。」
夜、床に着くと、腕まで痺れることがある。
経過と施術
初回〜3回
まず、夜間の痛みを緩和するために、足首にあるツボに鍼を行う。
そのほか、肩全体の緊張を緩める目的で脊椎の際に鍼を行う。
同施術を3回目まで繰り返した頃より、夜間の痛みが軽減。夜、寝返りの際に痛みで目が覚めることがあるが、痛みのために、眠れないということは、少なくなる。
4〜10回目
肩甲骨周辺の硬さをとり、肩関節の可動域を増す目的で腰周辺の緊張部位に鍼を行う。
少しずつ、後ろポケットに右腕を回すことができるようになる。
9回目の施術おを終えた頃から、急激に痛みが軽くなる。
肩の可動域は、健康だった頃に比べると、7割程度まで回復。日常生活や仕事に差し支えがないと言うことで、本人の希望もあり、11回目の施術を持って終了とした。
使用したツボの一例
足太陽R 志室R T2(1)R
まとめ
半年以上病院の処置では、改善の兆しが見られなかった症状が2ヶ月間で7割程度の改善が見られた症例。