腰の痛みで寝返りが困難(70代女性)
" 腰痛 "
来院者
70代女性
通院期間
2019年10月~
頻度
週3回
通院回数
5回
症状
来院一週間前、スポーツクラブで運動をした帰りから翌々日にかけて、右腰に痛みが徐々に出現。
来院前日は、特に辛く、就寝時、腰の楽な位置が定まらないため、椅子に座り、テーブルに突っ伏すようにして睡眠をとっていた。
歩行時の痛み、下肢のだるさあり。寝返り、車の乗り降りが特に辛い。
施術と経過
初回
寝返りの動作は、骨盤の動きとの関与が大きい。そこで、骨盤周囲を整える目的で肘と脛のツボに鍼を行う。
初回後の夜より、足のだるさ軽減。歩行も楽になるが、右鼠径部の痛みを感じるようになる。施術前と変わらず寝返りと車の乗り降りが辛い。
2回目
初回の施術に加え、鼠径部を緩める目的で足の指の付け根に鍼を行う。
経過:2回目施術後、夜中に骨盤あたりの痛みで一度目が冷めたが、寝返りもうてるようになった。
3~4回目
3回目来院時点で、車の乗り降りが随分楽にできるようになる。
2回目までの施術に、腰の動きを整える目的で、脊椎の際の反応点に鍼を行う。
5回目
腰、骨盤、鼠径部周辺とそれまで使用したツボの反応を調べたところ、余計な緊張がとれ、適度な弾力を取り戻していたため、施術を終了とした。
翌週より再びスポーツジムに通い開める。
現在は、メンテナンス目的、3週に一度、鍼施術を受けている。
使用したツボの一例
曲池 光明 下髎 中腰 T8(1) T9(1)
まとめ
骨盤周囲と鼠径部の余計な緊張を取り除き、腰の前後のバランスを整えることで、症状の改善がみられた。