我孫子・柏のはりきゅう専門院

腰痛

来院者

40代女性

 

通院期間

2021年11月~

 

頻度

週2回

 

通院回数

5回

症状

来院1ヶ月前。起床時にベッドから起き上がれないほどの腰痛に襲われた。

それから、ズボンや靴下を履く動作が辛い。

 

近くの接骨院にて、施術を受け、激痛は緩和するも、痛みが取り切れない。

 

前かがみや反る動作ともに腰痛は誘発されるが、特に、前かがみで作業をした後、起き上がる時に、左腰にグキッとずれるような違和感が起きる。

経過と施術

前かがみから、姿勢をもとに戻す時に痛みが起きるという痛みを誘発する状況から、治療点を考え、背中と、臀部に3箇所に鍼を行う。

 

施術後、その日の夕方にかけて、前かがみから、姿勢を戻した時の違和感が寛解。

翌日は、腰の曲げ伸ばしも、楽にできるようになる。

 

その翌日、洗い物を長時間していたら、再び腰が痛くなる。

 

洗い物をする時の前かがみの姿勢が回復の妨げになっていると考え、洗い物をする時の姿勢を指導。

 

その後2回目~5回目まで初回と同じ施術を繰り返したところ、腰痛をぶり返すことなく日常生活が送れる状態まで回復した。

 

その後は月に1回程度、再発防止・健康増進のために通院中。

使用したツボの一例

後谿L 臀人L 臀天L

まとめ

どんなに施術が奏功しても、日常で腰痛を起こすような生活を続けていれば、症状は再燃を繰り返してしまう。

本症例では、普段の生活の姿勢も改めることで、2回目~5回目にかけて、症状がぶり返すことなく、段階的な回復がみられた。

来院者

60代女性

 

通院期間

2021年10月〜

頻度

週2回

通院回数

5回

症状

もともと、長年の腰痛持ちで日常的に腰痛を抱えているが、冷えたり、疲れたり、すると、普段より、激しい痛みに悩まされることが年に数回ある。

 

今回は、来院2週間前より、柔らかいソファーに座る姿勢や、椅子からの立ち上がりの際に激しい痛みに襲われ日常生活がままならない。

経過と施術

椅子からの立ち上がり、ソファーで腰を沈み込ませる時は、それぞれ臀部の筋肉、胸腰移行部に負荷がかかる。

 

以上の所見から、施術ポイントを割り出し、手と脚にあるツボに鍼を行った。

 

経過:施術した、夜に腰の痛みがやや軽減していることに気がつく。

 

翌日以降も来院前の激しい痛みは軽減していることから、同じ施術を5回目まで繰り返したところ、日常生活を含め腰の痛みを気にしないまでに軽減した。

 

現在は、月に2回予防目的で通院中。

使用したツボの一例

養老R   漏谷R  玖路R

まとめ

腰痛はたとえ腰の同じ場所の痛みでも、どのような動きで、その痛みが誘発されるかで、原因となる場所が異なる。

本症例では、「立ち上がり」「ソファーでの座位」と異なるシチュエーションで症状が誘発される事から、それぞれの原因を割り出すことで、段階的な改善が見られた。

来院者

70代男性

 

通院期間

2021年10月〜

 

頻度

週2回

通院回数

5回

症状

5年前より、慢性的に腰が痛む。

1週間前、テニスの試合をした翌朝、今までにない腰の痛みを左側に覚える。椅子から、立ち上がる時に激痛が走る。

 

その他、洗顔で前かがみになる姿勢や、仰向けで足を伸ばして寝るのが辛い。

整形外科で電気療法を受け、湿布と痛みどめを出されたが、あまり芳しくないため、来院。

経過と施術

初回

痛みが増悪する、日常の場面から、臀部の筋肉と胸椎の動きに問題があると考え、それぞれ関係するツボに鍼を行った。

 

経過:施術したその夜、椅子からの立ち上がりが楽になった。また、洗顔をする角度に腰を曲げた時の痛みが大幅に軽減していた。

2〜5回目

仰向けで寝る時の痛みが抜けないということで、初回の処置に加え腰椎前部に着く筋肉を緩める目的で足の指の間に鍼を行った。

 

同じ施術を5回目まで続けたところ、椅子からの立ち上がり、洗顔動作、仰向けの姿勢が苦痛なくできるようになった。

使用したツボの一例

養老L  T5(1)L  大腰L

まとめ

腰痛は、腰だけの問題ではなく、臀部や下肢、時に肩甲骨や首が原因となることが多い。

また、原因が一つではなく、複数重なり合う事もある。

 

本症例は、どの動作でどの様に腰が痛むのか、丁寧に検査とカウンセリングをすることで、原因を特定し、段階的に改善が見られた症例。

来院者

60代男性

 

通院期間

2021年3月〜

 

頻度

週2回

 

通院回数

3回

症状

1週間前より、特に思い当たる原因もなく、腰が徐々に痛み出した。

 

整形外科にかかったところ、骨には異常がないということで、痛み止めと湿布を出され、数日様子を見ていたが、改善しないため当院を訪れた。

 

腰のベルトラインが広い範囲で痛む。

起立時の姿勢を見ると、体幹が右に傾いている。

また、仰向けで足を伸ばして寝るとジワジワと痛みが増す。

経過と施術

痛みを誘発する姿勢から、大腰筋と右腓骨周辺に問題があると推測し、それぞれの部位に作用するツボに鍼を行った。

 

施術翌日より、コルセットを外して日常生活が送れるようになり、同じ施術を3回繰り返したところ、痛みが消失。

 

起立時の姿勢も真っ直ぐになっていることを確認し、再発予防の体操を伝え、終了とした。

その後は、月に1回。メンテナンスと再発予防のため通院中。

使用したツボの一例

大腰  玉陽  四枢  六丘

まとめ

一見、痛む場所が広範囲に及ぶ場合は、原因が多義に及ぶと考えられがちである。

しかし、痛みを誘発する動作が明確であれば、原因を特定することは、さほど難しくない。

 

本症例は、症状を誘発する動作から、原因を明らかにすることで早期に回復が見られた症例。

来院者

70代女性

 

通院期間

2021年3月〜4月

 

頻度

週2回

 

通院回数

5回

症状

来院4日前、左腰がガクッとなり、それから、背筋を伸ばすときに腰が痛む。

既往歴:3日前に椎間板ヘルニア(L2/3)になり、薬で腰の痛みは治まったが、それから、左下肢外側から、つま先まで神経痛のような痺れを伴う痛みが残っている。

 

歩行時左足をつまづきやすい。また、屋内で裸足で歩いていると、つま先が地面に引っかかることが、頻繁におきる。

経過と施術

初回

左腰臀部の緊張と、腰の痛む場所から、原因と考えられる場所を推測し、スネにあるツボに2箇所鍼を行う。

施術直後、左下肢がポカポカと暖かくなる。

施術2回目も施術内容同じ。

3~5回目

3回目。下肢の痺れと痛みを自覚しているラインと過去に患った、椎間板ヘルニアの場所から、左腰部に鍼を行う。施術後、足指まで、暖かくなる。

 

3回目施術翌日より、足指に力が入る感覚が出てきたの自覚。

 

4回目、5回目と施術を重ねるごとに、左下肢と足指に力が入るようになり、裸足で屋内を歩けるようになる。(以前はスリッパをはかないと躓いていた。)

 

5回目終了後、左太もも外側の痺れは、わずかに残るが、日常生活において、症状に対してストレスなく、過ごせるということで、本人の希望もあり、施術を一度終了とした。

使用したツボの一例

地機L 豊隆L L3(1)L 飛揚L

まとめ

痺れを伴う四肢の痛みは、改善までに回数と時間を要するケースが多いが、

施術するべきポイントを厳選し、早期に改善が見られた症例。

来院者

40代女性

通院期間

2020年7月~8月

頻度

週3回

来院者

3回

症状

3日前の昼間に背部に違和感を覚え、その後、夕方にかけて、じわじわと痛みが強くなっていった。思い当たる原因はなし。

 

車の乗り降りなどの体位変換だけではなく、しゃっくりや、深呼吸、食べ物の飲み込みで背中にピリッと痛みが走る。

 

また、患部に圧力がかかると、激痛が起きるため、仰向けでねることができない。

来院者

 

初回

体位変換だけではなく、呼吸などをしても痛みが患部に走ることから、横隔膜の高さの脊柱起立筋の硬さを調べたところ、右側に顕著なコリが確認できた。

 

同部位を緩める目的で、右肘のツボに刺鍼したところ、確認したツボの硬結が柔らかくなった。

 

その後、深呼吸を行い、背中の痛みを確認してもらったところ、症状が軽減していることに気がつく。

 

2~3回目

初回後、深呼吸による背中の痛みはほとんど気にならなくなったが、仰向けで寝ると痛むため、背部のツボに鍼を行った。

 

また、仰向けで寝転んだ時の背中の痛みは、右膝を立てると、軽減するため、大腰筋の問題も考慮し、足の甲に鍼を一本売った。

同じ施術を3回目も繰り返し、症状をほとんど感じなくなったので終了とした。

使用したツボの一例

天井R T7(1)R T8(1)R 懸鐘R 大腰R

まとめ

本症例のように、痛みのきっかけや、予兆なく、症状が発症したケースでも「どのような姿勢で痛むのか」を確認することにより、施術するべき場所が見えてくることが多い。

 

発症、早期に施術を開始したことも早期回復の助けとなった。

来院者

40代女性 サービス業

通院期間

2020年7月

頻度

週2回

来院者

2回

症状

来院3日前にトイレで腹圧をかけた時に、腰部あたりに、「ピキッ」と音がし其の直後より、腰の右側が痛くなった。特に椅子から立つ時に激痛が走る。その他、寝返りが困難。

知人の紹介で来院。

施術と経過

初回

椅子から立ち上がるときに、痛みが強くなることから、臀部の筋肉に問題があると考え、臀部に作用する手のツボの状態を調べたところ、顕著な硬結を確認。

確認したツボに鍼を行ったところ、椅子の立ち上がる動作時に起きていた、痛みが軽減。

さらに、上半身をひねる動作により、腰部にかかる負担を減らす目的で足のツボに鍼を行った。

 

2回目

初回施術の翌日、椅子からの立ち上がる動作時に感じる痛みは9割がた消失。

寝返りも楽に行えるようになった。

初回と同じ内容の施術を行う。

 

3日後、症状の再燃なく、日常生活、仕事とも、問題なくできるようになったと電話で報告をうけ終了となった。

使用したツボの一例

養老R 光明R

まとめ

臀部の疲労と胸椎の柔軟性低下が腰に負荷をかけ続けておきた急性の腰痛。

 

今回は発症3日後に施術ができたため早期の回復につながった。

 

痛む部分だけに囚われず、痛みを発生させている原因を見極めることが重要と考えられる。

来院者

70代女性

通院期間

2020年7月

頻度

毎日

通院回数

2回

症状

1日前ズボンを履く動作で、腰に違和感を覚えその後、徐々に痛みが出現。

 

椅子から立つ瞬間が最も痛みを感じ、歩行時も辛い。

来院者

初回

腰に違和感を感じるきっかけとなった動作と痛む場所から、使用するべきツボの反応を調べ。右腰手と足の甲に、鍼を行った。すると、椅子の立ち上がる時に感じる痛みが軽減。

 

2回目

初回施術の翌日、椅子からの立ち上がる際に腰に感じる痛みは9割がた消失。

更に体の状態を安定させる目的で背部に鍼をうつ。

以後3日間経過観察。

 

2回目施術4日後。電話で症状が再燃していないことを確認。更に、其の1週間後、来院時の検査では、腰周辺の筋肉の状態も良好であることを確認。再発予防のエクササイズを伝え、施術を終了とした。

使用したツボの一例

養老R 中腰R T7(1) R 殷門R

まとめ

腰を痛めた時の状況を詳しくヒアリングすることで、原因点を絞り込み効果的なツボを厳選することができた。

主訴発症の翌日に施術を開始したことも、早期完全の助けとなったと考えられる。

来院者

40代女性

通院期間

2020年2月~3月

頻度

週2~3回

通院回数

20回

症状

2019年11月にぎっくり腰になり、その後、腰痛はなくなったが、左足全体の痛み※(お尻から足先まで)が残り、歩行が困難。

椅子に腰かけた状態で20分、立った状態で5分もすると臀部から足にかけての痛みが強くなり、足裏がしびれる。

 

※「ジーン」とした正座をした後に感じる、痺れ感に痛みを伴う。

施術と経過

初回

臀部から、下肢の血流を促す目的で、左臀部から、下肢のツボを丁寧に観察したところ、右とは明らかに硬さが異なるツボをふくらはぎに確認。

確認したツボに鍼を行い、初回の施術を終える。

 

経過:初回後当日の夕方。臀部から下肢にかけて、芯の痛みは残るが、体表面のボワッとした痛みは軽減。

 

その後、3回目の施術まで同じ内容の処置を行う。3回目来院時には、全体の痛みが5割ほど軽減していた。

4~7回目

太もも裏の痛みが太もも側面に移動。

腰骨の際に2本鍼を打つ。

 

7回目来院時。初回時は20分と座っていられなかったが、2時間程、デスクワークがこなせるようになる。

8回目~14回

踵の痛みを改善する目的で、踵の症状と関連の深い首周辺と骨盤周辺の中から、最も緊張の強い一点を確認し鍼を行う。

 

経過:10回目の施術まで、臀部~太もも、ふくらはぎの痛みは徐々に減少し、踵の痛みだけが残る。その後、踵の痛みも次第に薄れ、14回目の時点では、痛みはなく、紙一枚かぶさっているような違和感だけが残る。

 

15回目~20回

踵の紙一枚はったような違和感を取り去るため、毎回首周辺と骨盤周辺の踵に関わるツボの中から、最も反応の強いところに鍼を繰り返し行い続けたが、20回目まで、大きな変化がなし。

日常生活は、問題なく行えるということで、来院者の希望もあり、施術を終了とした。

 

 

使用したツボの一例

承山L L4(1) L L5(1)L C2(1) 上髎

まとめ

週2~3回の施術を集中して行うことで、臀部から下肢の痛みは初期の段階で改善が顕著にみられた。その後、残る踵の違和感に焦点を絞り、施術を行ったが、これに関しては、取りきることができなかった。

同じく、痛みが消失しても、あと一歩、違和感や痺れ、感覚鈍麻が残ってしまう症例を今まで、何例も経験した。

現在の研究テーマであり、より良い技術を来院者様に提供できるように今後も追求していきたい。

 

 

来院者

70代女性

通院期間

2019年10月~

頻度

週3回

通院回数

5回

症状

来院一週間前、スポーツクラブで運動をした帰りから翌々日にかけて、右腰に痛みが徐々に出現。

 

来院前日は、特に辛く、就寝時、腰の楽な位置が定まらないため、椅子に座り、テーブルに突っ伏すようにして睡眠をとっていた。

 

歩行時の痛み、下肢のだるさあり。寝返り、車の乗り降りが特に辛い。

施術と経過

初回

寝返りの動作は、骨盤の動きとの関与が大きい。そこで、骨盤周囲を整える目的で肘と脛のツボに鍼を行う。

初回後の夜より、足のだるさ軽減。歩行も楽になるが、右鼠径部の痛みを感じるようになる。施術前と変わらず寝返りと車の乗り降りが辛い。

2回目

初回の施術に加え、鼠径部を緩める目的で足の指の付け根に鍼を行う。

経過:2回目施術後、夜中に骨盤あたりの痛みで一度目が冷めたが、寝返りもうてるようになった。

3~4回目

3回目来院時点で、車の乗り降りが随分楽にできるようになる。

2回目までの施術に、腰の動きを整える目的で、脊椎の際の反応点に鍼を行う。

 

5回目

腰、骨盤、鼠径部周辺とそれまで使用したツボの反応を調べたところ、余計な緊張がとれ、適度な弾力を取り戻していたため、施術を終了とした。

 

翌週より再びスポーツジムに通い開める。

現在は、メンテナンス目的、3週に一度、鍼施術を受けている。

使用したツボの一例

曲池 光明 下髎 中腰 T8(1) T9(1)

まとめ

骨盤周囲と鼠径部の余計な緊張を取り除き、腰の前後のバランスを整えることで、症状の改善がみられた。

来院者

30代男性

通院期間

2020年3月~2020年4月

頻度

週2回

通院回数

4回

症状

来院、1ヶ月前。テレワークが2週間続いたころから、右腰から臀部にかけて、じわじわと痛みを感じるようになった。ちょうど1年前も同じような症状に悩んだことがあり、其の時は痛みが治まるまでに半年近くもかかったので、心配になり来院。

 

腰を左右に倒す動作や右に腰を捻る動作で痛みが強くなる。

施術と経過

初回)左右に腰を倒す動作や、捻る動作で痛みが強くなることから、臀部の筋肉の過緊張と上部腰椎の稼働制限を疑い、両部位の緊張を緩める目的で、膝横とふくらはぎのツボに鍼を行う。

初回施術翌朝。寝返りとベッドから起き上がる動作を辛く感じるも、腰をひねる動作と左右に倒す動作時の痛みは半減していることに気がつく。

 

2~4回目)仙腸関節の硬さも本症状の原因の一つとして考え、関連する肘のツボと足の脛にあるツボに鍼を行ったところ、臀部周辺の重さが軽減。

 

その後、同じ施術内容を4回目まで継続し、各動作が痛みなく行えることに加え、腰、臀部周辺、仙腸関節の硬さが取れていることを確認し、施術を終了とした。

 

 

使用したツボの一例

飛揚R 玉竧R 光明R 曲池R 

まとめ

普段の職場とは違い、慣れない椅子や机による長時間のテレワークが腰臀部、仙腸関節に負担をかけ、症状が出現したと考え、施術を行ったところ、段階的な改善が観察された。

来院者

30代男性 飲食業

通院期間

2020年4月~

頻度

週2~3回

通院回数

3回

症状

来院の3日前に、腰に違和感を覚えその後、徐々に違和感が痛みに変化した。思い当たる原因なし。

腰をかがめ、物を持つ動作や、右足に体重をかけると、痛みが増悪。

その他、右股関節前面に同時期より、右足を上げる動作で詰まるような違和感が出現。

もともと、腰に疲労感を感じることが多く。一年に一度の頻度で、ぎっくり腰になる。

施術と経過

初回)痛みの場所と痛みを誘発する動作から、使用するべきツボの反応を調べ。右腰とふくらはぎ、足の甲のツボに鍼を行った。

 

2回目)初回翌日来院。腰の痛みと股関節の違和感は、初回帰宅後、9割がた、消失。

 

日常生活は問題なく行えるようになる。初回と同じ内容の施術を行い、1週間、経過観察をしてもらう。

 

3回目)2回目以降、1週間、症状の再燃なく、腰周辺の緊張も和らいでいたため、再発予防のストレッチを指導し、施術を終了とした。

使用したツボの一例

志室R 飛揚R 中腰R

まとめ

発症後まもなく、施術を開始することで、早期に改善が見られた症例。

来院者

60代女性

通院期間

2018年11月~

頻度

毎日

通院回数

2回

症状

二日前、起床時に、腰が重いことに気がつきその後、徐々に痛みを感じるようになった。

腰の痛みのため、背筋を伸ばすことができない。前にかがむ姿勢が比較的楽。

その他、お腹を前につき出す動作や歩行時、地面に着地した足を前に蹴り出す動作で腰から鼠径部に痛みを感じる。

 

以前当院に踵の痛みを受け良くなったことを思い出し来院。

施術と経過

初診

背筋を伸ばす動作やお臍を突き出す動作で最も痛みが増悪することから、背筋と脊椎の柔軟性に問題があると仮説を立て、関連性の高い手足のツボと胸椎付近に鍼を行う。

治療直後、背筋を伸ばす姿勢で誘発されていた痛みが軽減していることを確認し、その日は治療を終える。

2診目

腰部の痛みは僅かに残る。その他、鼠径部には痛みがのこると言うことで、腸腰筋の問題と考え関連のある、下肢のツボの反応を確認し、鍼を行ったところその場で痛みが軽減。

腰痛を誘発していた、動作が問題なくできることを確認し治療を終えた。

使用したツボの一例

豐隆 T5R 大腰 

来院者

50代女性

通院期間

2018年11月~

頻度

毎日

通院回数

2回

症状

【症状】 右腰の痛み

7年間、当院に健康維持、疲労回復の目的で月に1回、定期的に通院されているクライアントさま。
来院予定の二日前に美容院にいき、そこで洗髪を終えた直後から、腰に違和感を覚えはじめた。その後徐々に痛みを強く感じるようになった。

上を見上げる動作で腰痛がさらに増悪する。

施術と経過

頚の後屈(上を見上げる動作)を維持する姿勢が腰に負担かけ、症状を誘発したと考えた。

実際に頚周辺の筋肉を触ると右側が硬かく、最も硬いポイントを指で押しながら、上を向いてもらうと、腰の痛みが軽減していることを確認。

同じ部位を治療点として鍼治療を施したところ痛みが半減した。

 

翌日、来院時、腰におこる痛みは更に軽減していた。上を向く動作でも前日ほどの痛みは腰におこらない。

初診時と同じ治療を行い、痛みを確認したところ、痛みはほとんど起らないと言うことで、本症状に対しての治療を終える。

使用したツボの一例

上天柱

まとめ

ひと言に腰痛といっても、痛みを感じる場所と、痛みを誘発する動作により原因はすべて異なる。
本症例では、「美容室で上を向いた直後から…」と原因となる動作があきらかであったこと。また、発症二日後より治療を開始できたという条件がかさなり、早期に良い結果に繋げることができた。

来院者

50代 女性 サービス業

通院期間

2018年7月~

頻度

週2~3回

通院回数

9回

症状

【症状】 2018年6月より時々ではあるが、右足の付け根~太ももの前側に歩行が困難になるほどの激痛が走る。

同じ場所の痛みは10年前から自覚しているが、歩けなくなるほどの激痛は、今回が初めて。

また同時期(2018.6月)から、右臀部の痛みと右足の甲にしびれを感じるようになった。

施術と経過

問診にて6月から、料理の配膳の仕事を始めてから、今回の症状が出現したことを確認。

 

慣れない仕事により、右腰の周辺にストレスがかかったため、今回の症状が引き起こされたと推測した。

 

右足の付け根~太もも前側、臀部、足の甲に関するツボの反応を確認したところ、どれも右側が硬かった。

 

実際に鍼をし、ツボの緊張がとれた事を確認して、この日は治療を終了した。

翌日、右足の甲のしびれは変わらないものの、右足の付け根から太もも、臀部の痛みは半分以下になっていた。

5診目以降、右足の甲のしびれも消失したため、一度治療を終了する。

2週間後、症状が再び現れたため来院。

(※患者本人の話では、以前から、台風がくると右足の痛み強くでるという経験則から、3日まえに起きた台風の影響が症状再燃の原因ではないかという。)

症状が初診時と同じであることを確認し、以前と同じ治療を行う。

9診目のあと、当院の治療を開始してから、2度目の台風が接近したが、心配していたような、症状の再燃はおこらず、仕事も無理なくこなせるということを確認し、治療を終了した。

使用したツボの一例

腸鳴R L3(1)R 臨泣

まとめ

患者の主な自覚症状は右足の痛みと痺れ。臀部の痛み。右足の甲の痺れであったが、これらの原因は、少しはなれた、腰部にあると推測しアプローチしたところ、速やかに症状が軽減した。

今回の症例のように、下肢や臀部の症状の原因が腰部にあることは多い

来院者

60代 女性 琴演奏者

通院期間

2017年4月~

頻度

週2~3回

通院回数

3回

症状


【症状】庭の草むしりをした翌日から、立っている姿勢で左の腰に痛みをジワジワと感じるようになった。腰以外にも、おしりや左太ももまで痛みを感じる。

 

※草むしりをする以前から、毎日お琴の稽古をしており、左の腰に体重を預けるような姿勢を長時間とっていたことも要因ではないかと本人はいう。

 

左おしりまわり、背中から、腰の筋肉に硬結(硬いコリ)がある。その他、大腰筋にも異常な緊張を確認。

 

仰向けで膝を伸ばしたり、たっている姿勢で症状が強くなる。

施術と経過

慣れない前屈みの作業を行うことで、腰に疲労がたまり、痛を引き起きたと推測した。

 

腰部や臀部、大腿の筋肉を緩める目的で、鍼を行った。

 

初回~3診目までの治療で腰の痛みはなくなり、その後、太ももから、膝下の症状について処置を行ったところ第6診で下肢の症状も消失。

 

その後は再発予防目的で隔週で治療をおこなっている。

使用したツボの一例

大腰L 中腰L L5(1.5) 腰海L 腸鳴L 豐隆L

まとめ

腰と臀部の緊張は構造上、密接な関係があり、腰の症状は臀部。臀部の症状は腰部が治療点となることが多い。

 

今回は、これらの治療に加え、体の前側にある筋肉を整えることで良い結果につながった。

来院者

20代男性

通院期間

2017年1月~

頻度

週2~3回

来院者

8回

症状

3年前より、徐々に腰の痛みを自覚。

 

長時間の運転や、座っている姿勢で最も痛みを自覚するが。

寝転がっている時にも痛みを感じる。

 

ここ2ヶ月は、右太ももの裏に痺れと足首から下に冷えを自覚するようになった。

過去に何度か整形外科でレントゲンをとるも、骨には異常がないとのこと。

痛み止めを処方されるが、服用してもあまり変化がないため、

何か他に良い方法がないかと模索していたところ、当院を友人に紹介され来院。

鍼灸は初めて。

 

その他の症状

  1. 右肩甲骨の周辺が時々、引きつるように痛くなる。腰痛と同じく、3年前から徐々に痛みを自覚。
  2. 歩行時に股関節の付け根が痛むことあり
  3. 歯ぎしり
  4. 不眠

施術と経過

初診

下肢の痺れるエリアから、、原因となる病巣は仙骨稜の硬結(腰部と臀部の境界)にあると考え、関連するツボに鍼を一本行った。

座り仕事の時間が長いため、正しい座り方を指導し、この日は終了する。

第2診~3診

第一診後、右足の痺れが、半減。腰の痛みはそれほど変わらない。
「痺れ」が気にならなくなった分、腰の「痛み」が前以上に気になるという。

引き続き、右足のしびれの治療を目的に第1診のツボに治療を行う。

第4診

3診後、下肢のしびれはほぼ消失。右足先の冷えも感じなくなった。

 

歩行時の股関節の付け根の痛みも消失していることに気付く。

腰部~臀部に及ぶ痛みの領域は、狭まりピンポイントで痛みを感じるようになる。

腰を緩める目的で臀部にあるツボに鍼をおこなった。

第5診~7診

4診後、腰の痛みは忘れるくらい楽になる。治療後3日後、少しずつまた痛みが出現。

4診で行った治療を継続する。

第8診

最後に治療をおこなってから、腰の痛みは消失。

 

3月1日現在肩の治療を目的として通院中。

使用したツボの一例

空膠(右) 承山 外秩辺(R)

まとめ

神経痛は、通常その重症度にあわせて、

痛み→しびれ→麻痺

の順で進行し、治癒へ向かう場合はこの逆を辿るケースが一般的です。

 

本症例の患者は、3年間続く腰痛に加え、2ヶ月まえから、右足に痺れを自覚していました。

 

問診と検査から原因を特定し、治療目的をはっきりさせることで、 「痺れの緩解→消失→痛みの軽減・痛むエリアの減少→痛みの消失」と、段階的に回復がみられた症例です。

来院者

60代男性

通院期間

2016年2月~

頻度

週2~3回

来院者

9回

症状

【症状】左臀部から左足首までの痛み。

【病歴】来院1週間まえ。雪かきをおこなった後、少しずつ、左臀部から足首にかけて痛みを感じるようになった。

 

まっすぐ、立つことができない。腰をかがめ、左側に体幹が傾いている。

触診したところ、左の膝より下が右足に比べて異様に冷たい。

脈:緊 舌:淡 腹診:下腹部の冷え

施術と経過

元々、冷え症という体質が下地があるところ、雪かきという重労働、長時間の冷えと言う条件が重なり、神経痛をおこしたと判断。

第1診

最も辛い「臀部から、足にかけての痛み」を取ることを最優先に、治療を開始する。臀部とふくらはぎにあるツボに鍼とお灸で温めるように処置を行う。

治療後、「やっぱり、1回じゃ治らないんだー」と悲しそうな表情を浮かべながら帰る。

第2診~3診

2診目、初診翌日再診。痛みが10分の6に軽減する。3診目には何とかまっすぐ立って歩けるようになる。

第4診 

左膝下の冷えは大分、少なくなり、右足との温度差はさほど気にならなくなる。

第5診~8診

6診目には痛みが初診当初の10分の3。

その後、

7診時、10分の1.5。

8診時、10分の0.5 と段階的に軽減。

ただし、臀部の重だるさは残る。

第9診 

9診目以降は、仕事の都合もあるとのことで、自宅でできるお灸と再発予防の体操を指導し、治療の間隔を少し空けることにした。

ときどき、患部の重だるさは出るものの、その後の良好な状態を保っている。

 

使用したツボの一例

環跳L 飛揚L 関元

まとめ

鍼灸は「寒(冷え)」と「熱(ねつ」という考え方があり、この寒熱の偏りが病を引き起こす原因の一つとして考えられています。

この症例は、ヒアリング情報とその他の検査方法から、寒熱の偏りを正しく判断し、「体を温める」という目的に徹したことが、段階的な改善要因となりました。

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当院では、ご縁のある方のそんな想いに応えるべく、2009年の開院以来、腰痛で悩む多くの方と向き合ってきました。

 

病院や整体で改善しなかった場合でも、一度ご相談ください。

 

このページをお読み頂いている、あなたが、腰痛に悩むことなく、日々を生き生きと過ごせるよう全力でサポートします。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

         ゐろは鍼漢院 院長  池内 公

院長プロフィール

池内 公 1980年生まれ。

2003年 鍼灸師国家資格を取得。臨床歴20年。

 

整形外科、内科、婦人科、耳鼻科など多くの科を有する、長野県水嶋クリニックの勤務を経て、2009年鍼灸専門、「ゐろは鍼漢院」を開院。

 

現在、『一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」を信条に日々奮闘中。

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