我孫子市・柏市のはりきゅう専門院

肩こり

※症例は、同じ症状名が同じでも効果には個人差があります。

来院者

60代女性 ピアノ講師

 

通院期間

2023年3月〜4月

 

頻度

週2回

 

通院回数

6回

症状

症状は1年以上前から右手の親指に強い張りと痛みがあり、指を曲げ伸ばしすると「カックン、カックン」と引っかかる。

はじめは右手のみだったが、徐々に左手の親指も同じ症状が現れるようになった。

特に朝、起きた時に強い張りを感じ、タオルを絞る動作やドアノブを回す事が困難。

仕事でピアノを弾くことが週に数回あり、ここ最近は、痛みと強張りの為、上手く弾くことができない。

 

過去に整形外科で「ばね指」と告げられ、2度のステロイド注射を受けたが、改善が見られなかっ為、鍼灸を希望して来院した。

 

【その他の症状】

・両手首の痛みと腫れ(雨の日と冬に腫れることが多い。)

・腰痛

経過と施術

初回

指や手首の動きと関係の深い胸椎と肩甲骨を観察すると胸椎の1番と7番の動きが悪いことがわかった。

 

使用したツボ:C7(1)R  T1(1)L  T7(1)R  T8(1)R

経過:上記の胸椎にあるツボに鍼をしたところ、直後より、親指のカクカクと引っかかる感覚が少なくなり、スムーズに動かせるようになる。

2~4回目

初回の3日後来院。初回の翌日。左母指の引っ掛かりは、ほとんど感じなくなり、痛みも軽減。右手の親指の引っ掛かりと痛みは残る。

2回目以降は、胸椎だけではなく、肩甲骨に動きをつける目的で施術を行う。

 

使用したツボ:T7(1)L T(1)R  八稜R

 

4回目の施術が終える頃、元々あった、腰の痛みも軽くなっていることに気がつく。

左母指の痛みと強張り※VAS10→1.5(85%減)。 母指に関しては、VAS10→0.5(95%減)。

 

※VASとは、来院者さま本人の主観で苦痛を数値化した評価方法です。
本症例の場合、「痛み」と「指の強張り」を合わせて評価の対象とし、初回施術開始前を「10」としました。

 

例えば【VAS10→5】は、「痛み」と「指の強張り」が共に、施術開始前に比べ半減した事を意味します。

5〜6回目

5回目終了の時点で左右とも母指の痛み・朝のこわばりが全く感じなくなったということで6回目で最終調整をし、施術を終了とした。

使用したツボの一例

T7(1) T8(1)  八稜 陽輔 懸鐘

考察

指の構築な動きには手首・肘・肩甲骨・脊椎など、多くの関節が関わっています。

本症例では、脊椎(胸椎)と肩甲骨の動きに制限がある事が指先の自然な動きを妨げ、症状を引き起こしていると考えました。

結果、計6回の施術で卒業となりました。

使用したツボは腰にも強く作用するため、副次効果として腰痛の軽減もみられました。

来院者

40代男性

 

通院期間

202☓-1年12月〜202☓1月

頻度

週2回

 

通院回数

9回

症状

来院1週間前に目の違和感を覚える。始めは、目にゴミが入ったと思っていたが、翌日の朝、右の目と口が思うように動かないことに気がつき、慌てて耳鼻科を受診。

 

末梢性の顔面神経麻痺とつげられ、ステロイドと抗ウイルス薬を処方される。

 

目がうまく閉じず、口も思うように開かない。

その他の症状:首・肩のこわばり

経過と施術

初回~4回

肩甲骨と鎖骨の動きが悪く、首周囲の筋肉が異常にこわばっていた。また左右の首の付け根~肩にかけて調べると、麻痺側の強張りがひどかった。

初回~4回目までは、上記で観察された、強張りを緩和し、顔面の血流を促すことを主な目的として、手足のツボに鍼を行った。

使用したツボ:合谷R 衝陽L T4(0.5 ) 

5〜9回目

5回までの施術で、瞬きはできるようになったか、右唇と頬に違和感がのこる。

4回までの施術で取り切れなかった、肩甲骨のこわばりを緩めるように鍼をおこない、同じ施術を繰り返すと徐々に口周りの麻痺も改善。

9回の施術を持って終了とした。

 

使用したツボ:一稜 二稜 三稜

使用したツボの一例

合谷 小腰 T4(0.5 ) 一稜 二稜 三稜

まとめ

原因として考えられたのは極度の疲労とストレスである。通院期間中も、肉体疲労と心労を訴えていた。

また、顔面神経麻痺発症の背景には、肩甲骨や首の付けにの筋肉の緊張が隠れていることが多い。
本症例では、幸いにも、発症後1週間と早期に鍼灸施術を開始することができ、また、神経の損傷度合いも軽度であったことが予想されたため、速やかな改善がみられた。

来院者

50代男性

 

通院期間

2023年6月〜

頻度

前半:週1~2回

後半:隔週または、3週間に1回

通院回数

10回

症状

2年前より在宅ワークにより、慣れない椅子で作業を始めた頃より、右肩と首の付根、右腕〜肘、指先への痺れと痛みに悩んでいる。

 

指は第3・4指が特に痺れる。

 

朝、起床時から正午くらいまでは、肩周辺が重だるいくらいだが、

昼過ぎから夕方にかけて、首の付根→右肩甲骨周辺→右腕→右肘→指先へと症状が広がっていく。

 

夜、就寝時には、痛み更に強く、なかなか、眠りに付けない。

 

また、パソコン作業、テレビゲームのプレイ中、症状が強く出る。

経過と施術

初回

首の動きを観察すると、左側に回旋(振り向く動作)をする動作が困難。少し無理をして振り向こうとすると、症状が強く現れる。

 

胸椎と肩甲骨の動きが左右で動きの滑らかさに差が見られため、右肩甲骨と胸椎の硬い場所を狙い鍼を行う。

 

経過:施術した2日後あたりから、首から指先にかけて、いつもより、症状が軽くなっている事に気がつく。

 

2回目以降。初回と同じ施術を繰り返す。3回目の施術が終了した後は、夜間の痛みがなくなり、よく眠れるようになり、4回目施術後は、左に回旋(振り向く動作)をしてもビリビリとした痛みがでなくなった。

 

しかし、肘のところには、ボワッとした、重だるいような痛みが残る。

 

5回目。肘の動きを良くするために、中指と薬指の間にあるツボに鍼を行う。

 

6回目〜9回目にかけて、肘の痛みも徐々に寛解し、10回目で施術を終了とした。

 

その後は、月に1回。再発予防のために、通院中。

使用したツボの一例

府蔵5 巨骨R 天宗R 六稜R T3(1)R T1(1)R 裏宮R

まとめ

症状出現の背景を肩甲骨背骨の連動の問題と捉え施術することにより、改善が見られた、一例。

来院者

40代男性

 

通院期間

2023年7月

 

頻度

週2回

 

通院回数

3回

症状

2ヶ月前から右踵のあたりに痛み出現。

 

長く歩いた翌日の朝、起床後の第一歩がとても痛い。その後、朝から昼にかけて、無理をして歩いていると徐々に痛みは和らいでいくが、椅子などに長時間すわって、足を休めた後は、立ち上がりの時に再び痛みを感じる。

 

その他:胸郭出口症候群スマホを操作していると、右肩から手にかけてしびれる。

経過と施術

初回。踵から腰にかけて、調べると右の仙腸関節の硬さが目立っていた。

腰したのツボ(上髎)に鍼を打ち、腰から、踵にかけての突っ張りが軽減していることを確認した。

2回目:3日後来院。初回施術後。特に変化なし。朝の第一歩も、変わらず痛む。

胸郭出口症候群が元々あることから、首から胸郭も問題を疑い、右の首にあるツボに鍼を行う。

 

翌朝、ベッドから起き上がり床につく第一歩に痛みが軽くなっていることに気がつく。

 

3回目:同じく、首のツボに鍼を行い、首肩のストレッチを指導し、施術を終了とした。

使用したツボの一例

上髎R C1(2)←首のにあるツボ

まとめ

踵などの足裏は、人の体重を受け止める要所であるが、人は膝から腰、背骨の柔軟性により、その負荷を緩衝している。

そのため、膝や腰、背骨のどこかに、問題を抱えると足裏への衝撃に対する負荷分散が行えず症状の原因となりやすい。

本症例では、胸郭出口症候群の既往歴から、首の問題を考え、施術を行うことで、速やかな改善がみられた。

来院者

50代女性

 

通院期間

2021年5月〜6月

 

頻度

週2回

 

通院回数

4回

症状

1年前頃より日常的に、マスクをするようになってから、口を開ける動作で、顎に痛みを感じるようになった.

 

あくびなど、大きな口を開ける時を始め、歯磨きや、食事をする際に痛みを感じる.

 

左右、ともに痛むが右側が特に辛い。

経過と施術

初回

顎関節の周囲を調べると、左右ともに、過度に緊張していた。

 

仕事でパソコンを操作する時間が長く、姿勢も前かがみでやや猫背であることから、肩周辺や手首の疲れが、顎の動きを制限し負担をかけていると考え、手と背中にあるツボに鍼をして、初回の施術を修了とした.

 

経過:翌朝、いつも歯磨きをする時に顎の痛みを感じるが、ほとんど痛みを感じないことに気がつく.

2~4回目

同じ施術を3回まで施術を行ったところ、食事や歯磨きなど、問題なくでき、痛みも忘れるようになった.

 

4回の施術時、症状の原因と考えていた、手首や首肩の緊張もしっかりと取れていたので施術を終了とした.

使用したツボの一例

T3(1)R   外谷R 養老R

 

まとめ

顎関節の症状は顎周辺だけに問題が有ると考えられがちだが、本当の原因は、背中から肩や手首など離れているところに潜んでいることが多い.

 

PC作業や姿勢などから、原因点を推測し、的確に鍼をすることで短期間で改善が観察できた症例。

来院者

60代男性

 

通院期間

2021年1月

 

頻度

毎日

通院回数

2回

症状

引っ越しで荷物を詰めたダンボールをいくつもトラックに乗せる作業をした日の晩から、右の肩甲骨から、背中にかけて痛みが出現。横になって休んでいても、痛みで一晩眠れないほど辛かった。

 

翌朝になっても痛みが引かないため、家族の勧めで来院。

 

右の背中から肩甲骨にかけて、手をかざすとムンムンと熱がこもっているのがわかった。

経過と施術

初回:重い荷物を持つことにより、肩甲骨を支える筋肉に炎症が起きたと考え、前腕のツボに鍼をおこなう。

 

経過:施術を受け帰宅するころになると、すぅーっと痛みが引いていく感覚を覚えた。前日の夜から痛みで眠れなかったこともあり、床につくと3時間ほど熟睡できた。

昼寝から目覚めると、痛みが半分以上軽減していることに気がつく。

 

2回目:肩甲骨周辺から背中にかけて、熱のこもった感じは無くなっていたが、筋肉のこわばりが残っていたため、背中に鍼を3箇所に打ち、後に前腕に鍼を1本行い2回めの施術を終了した。

 

1週間後、症状がすっかり消え、夜も眠れるとの知らせを電話で確認し施術を終了とした。

使用したツボの一例

手三里R 孔最R 

 

まとめ

腕の動きに大きく関わる肩甲骨は、鎖骨と僅かに連結するのみであとは、筋肉で支えられている。そのため、重い物を持つ作業は、肩甲骨周辺から背中にかけて痛めることが少なくない。

 

本症例では、腕と肩甲骨の構造としくみから、施術するポイントを定めることで速やかな改善がみられた。

来院者

30代男性

 

通院期間

2020年8月〜約1ヶ月

 

頻度

週2回

通院回数

4回

症状

10年前に、突然顎がロックしたような感覚に襲われ、それ以後、顎の痛みに悩んでいる。また、3年前より、「カクッ」という音が口を大きく開けると鳴るようになった。

 

食事や会話中より、パソコン作業などで、集中している時が顎に力が入ってしまい、疲れて辛い。歯を噛み締めないように、僅かに口を開ける姿勢を意識するなど工夫してはいるが、その姿勢を保つ為に結局、顎に力が入っているようで一向に症状がよくならない。

 

自分なりに、入浴時にマッサージをしてたりして、やり過ごして来たが、家族に鍼灸をすすめられ、来院。

経過と施術

パソコン作業による手指の疲れと、長時間の座位でいる姿勢が顎と関連性の高い骨盤や背骨に負荷をかけたことが原因と考え、手のツボに鍼をおこなった。

 

施術直後より、口が開けやすくなる。

 

2~3回目まで同じ施術を繰り返したところ、顎の、痛みや疲れが大幅に減少。

顎の違和感と口を開けた時のクリック音は残る。

 

4回目:3回目までの処置に加え、骨盤を整える目的で、仙腸関節にあるツボに鍼を一本行った。

一週間、経過をみてもらったところ、右顎の痛みと、疲れは忘れるほど、改善が見られた。

その後も、「カクッ」という音は残るが日常生活には、不自由を感じることなく過ごせるということで、本人の希望もあり施術を終了とした。

使用したツボの一例

外谷R 養老R   膀胱R

まとめ

顎の症状は、背部のこりや緊張の影響を受けやすい。そのため、背中と連動して動く、手指や骨盤の不具合が引き金となり、顎の症状を引き起こすことがある。

 

本症例では、生活習慣や仕事の環境から、施術するべきポイントを的確に定めることで、改善が見られた。

来院者

30代男性

 

通院期間

2021年11月〜12月

 

頻度

週1回

 

通院回数

6回

症状

数年前に腕立て伏せをしてから、左手首が痛くなった。それから、手首を上下に動かす動作がスムーズにできなくなり、趣味のドラムをうまく叩けない。

 

日常では、床に手をつく動作で痛みが誘発される。

その他の症状:肩こり

経過と施術

初回:)手首の動きと、痛みの場所から、肩甲骨の外側と鎖骨周辺に原因があると考え、反応点に鍼を行った。施術後、手首の動きが滑らかになり、その状態が1週間続いた。

 

2〜4回目)初回の施術に加え、手首の緊張を緩和する目的で手の甲に鍼を行う。

劇的な改善は見られないものの、2回、3回と施術を繰り返して受ける事に、症状が徐々に改善。

4回目施術を終える頃には、6割がた痛みが消失。

 

5〜6回目)

5回目施術終了後、手首の上下運動もできるようになり、趣味のドラムをストレスなく叩けるようになる。

日常生活はもちろんの事こと、趣味のドラムも十分できるまで回復したため6日目の施術を持って、卒業とした。

使用したツボの一例

巨骨L 支正L 府蔵三L

まとめ

手首の症状は、きっかけは様々であるが、隣り合う指の関節の間に適度の隙間がない場合や、肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨)の遊びがない場合に起きることが多い。

これらの問題点から、必要なツボを洗い出し、施術を続けることで、徐々に回復が見られた症例。

 

来院者

60代女性

 

通院期間

2021年11月〜2022月1月

頻度

週1〜2回

通院回数

7回

症状

2021年の春頃から、右手母指の付け根付近が痛み、曲げる動作はできるが、第一関節を伸ばし切ることができない。

ペットボトルや瓶の蓋を開ける作業が困難。

 

畑仕事をしており、その後が特に痛む。(ナスや、きゅうりなどの野菜をツルからもぎ取る作業。)

 

整形外科では、腱鞘炎と告げられ、湿布を処方されるも7ヶ月経過しても変化なし。

その他の症状:肩や首のこわばり

経過と施術

初回

指の動きと、痛む状況、痛みの部位から、原因として可能性の高い背部と肩甲骨のツボの反応を調べ鍼をおこなった。

 

経過:翌日にかけて、痛みが軽減。わずかだが第一関節が伸びるようになる。

2~4回目

徐々に指の関節が伸び、健康な左母指と変わりなく動かせるようになる。

4回目の施術が終了する頃には、痛みも忘れるようになる。

5〜7回目

再発予防のために、7回まで施術を行う。畑仕事の後も痛みが再発しないため、施術を終了とした。

 

使用したツボの一例

T7(1)R T8(1)R 手三里R 七稜R 八稜R 

まとめ

母指関節は、他の4指と比べて、曲げ伸ばしだけではなく、対立運動など、複雑な動きに対応する構造になっている。そのため故障した場合も回復が難しいケースが少なくない。

 

本例では肩甲骨と背骨の柔軟性低下が症状の原因と早期に特定することができた為、比較的、少ない施術回数で改善することができた。

 

 

来院者

30代女性

 

通院期間

2021年5月〜6月

 

頻度

週1回

 

通院回数

9回

 

症状

3年前の、出産後より、左母指の腱鞘炎。

 

ドアノブを撚る動作、瓶の蓋やペッドボトルのキャップを開ける動作で痛む。

2週間前より、この3年間で経験したことがないほど、痛みが強くなったので鍼灸を希望して来院。

その他の症状:首肩こり

経過と施術

初回

母指の痛む場所と瓶の蓋を開けるような撚る動作が痛むということから、胸椎周辺を調べたところ、特徴的な硬結を確認。

 

その場所に鍼を行う。

 

3回目の施術で大きな変化なし。

首周辺や腕など、その他の問題点を探したが、やはり初回で確認した胸椎周辺の硬結が最も症状の原因として、疑わしいと判断し、あえて同じ施術を継続。

症状の原因となる場所には間違えはなく、与える刺激量と施術回数の問題と考えた。

3回目まで行ってきた処置に加え、同じく胸椎に作用する足のツボに処置を加える。

5~9回目

4回目施術を終えた翌日より徐々に、母指の動きが良くなり、ドアノブを捻る時に起きる痛みが5割ほど減っていることに気がつく。

 

同じ処置を9回目まで続けたところ、問題なく、瓶の蓋やペットボトルのキャップをあけられるようになった。

使用したツボの一例

T7(1)L T8(1)L 陽輔L 懸鐘L

まとめ

症状の原因点の特定に間違えがなくても、はっきりと効果が現れるまでに施術の回数を要することがある。

 

症状が慢性化していれば、いるほど、その傾向がみられるが、施術直後の変化に、こだわり過ぎず、根気強く症状の原因点に対して、施術を行い続けたことが、症状改善の決めてとなった。

来院者

40代男性

 

通院期間

2021年5月〜6月

 

頻度

週2回

通院回数

7回

症状

半年前あたりから、左手第2関節が痛む。指を深い角度に曲げると激しい痛みが走る。趣味のギターの練習時間を増やしたことが原因と来院者本人は語る。

 

指を動かさなければさほど、痛みは起きない。

近くの整形外科で診てもらったところ、腱鞘炎と告げられた。

経過と施術

来院者の訴えから、胸椎と腕周辺に問題があると考え、ツボを調べ鍼を行った。

 

同じ施術を3回目まで繰り返したところ、痛みが徐々に軽減し、指を深く曲げる動作ができるようになる。

 

その後、勢いよく指をグッと伸ばすと、曲げた時と同じ場所が痛むことに気がつく。

そこで肩甲骨の外縁に鍼を行った。

 

以後7回目まで同じ施術を継続したところ、指を伸ばす動作も問題なく行える様になり、趣味のギターを再開。

 

7回の施術をもって、週2回の集中的な施術は終了とし、現在は、月に1度再発予防のため施術を継続中。

使用したツボの一例

外谷L T3(1)L  ふくら3L 

まとめ

指の動きは肩甲骨や胸椎との関係が深いことから、施術するべきポイントを特定することで徐々に回復が見られた症例。

ギターの練習をしばらく控えた事も早期改善の一助となった。

来院者

40代男性

 

通院期間

2021年11月〜

 

頻度

週1回

通院回数

3回

症状

2ヶ月ほど前から、首筋が痛む。

初めは、さほど気にならなかったが、1ヶ月前に長距離運転をしてから、症状を顕著に感じるようになった。

 

時折、左の二の腕に痺れを感じることがある。

寝ている時、特に、左横向きで寝ると症状が悪化する。

経過と施術

初回

首の動きを確認すると、左右に倒した時、左右を振り向いた時。前後屈。全ての動きで左首筋下から背中に痛みが走る。

 

また、首を左に倒した時は腕に痺れが起きる。

 

以上の情報から、施術ポイントを決め、肩甲骨の内側と上角。胸椎の際。足の脛にそれぞれ鍼を行った。

経過:施術直後、痛みは残るが首の動きが滑らかになり、可動域が広がる。

2回目

初回施術後、痛みが少しずつ軽減し、首筋から背中にかけての鋭い痛みはなくなり、弱い筋肉痛のような感覚が残る。腕にかけての痺れは時々出現する。

 

首の動きを確認したところ、左側に倒した(側屈)時のみ首筋に痛みが誘発・増強。また左腕のしびれが再燃する。

 

そこで左肩甲骨上角と脛に鍼を行った。

3回目

2回目、施術以降左腕のしびれを感じることがなくなり首から肩にかけての筋肉痛も軽減した。

 

自宅で行える、再発防止のストレッチを指導し、症状改善目的の施術を1度終了とした。

 

現在は、再発防止、健康増進のために月一回通院中。

使用したツボの一例

七稜L   八稜  陽輔L  T4(3)L   LT5(3)L

まとめ

痛みを誘発する動作から、原因となる場所を正確に特定することで段階的な改善が早期に見られた症例。

来院者

60代男性

 

通院期間

2021年1月〜2月

 

頻度

週2回

 

通院回数

5回

症状

1週間前、包丁を握り、料理をした後から、薬指を伸ばすのが、困難になった。

その後、薬指を曲げるたびに伸ばすのが、困難。

 

病歴:20年前より、右のゴルフ肘、肩首の痛み、強張り

経過と施術

背骨の動きを調べたところ、指と肘の動きと関係が深い上部胸椎周辺が硬かった。

そこに鍼を行ったところ、薬指の曲げ伸ばしがスムーズになった。

 

肘の痛みは変化なし。(来院者本人も20年来の症状なので、回復は諦めている。)

 

初回施術の翌日、指の引っ掛かりが少なく、以前より、楽にグーパーの動作ができるようになる。

包丁を持って料理することも楽。

 

肘の痛みは変化なし。

 

同じ施術を5回繰り返したところ、指の痛みや動きを気にすることなく、料理やその他の日常生活ができるようになった。

 

5回の施術中に肘の痛みには、変化が現れなかったが、本人の希望もあり、薬指の回復を、もって施術を終了とした。

使用したツボの一例

T4(1)R ふくら4R

まとめ

ばね指の本当の原因は症状が出ている指周辺より、肘や肩や背中など患部から離れていることが多い。

ばね指は、改善まで10回以上施術を要する難しいケースも多いが今回は発症後1週間と早期に施術を開始したこともあり、速やかな改善が見られた。

 

来院者

50代男性

通院期間

2021年10月~

 

頻度

週2回

通院回数

6回

症状

来院、3日前から、左顎に違和感を覚えた。

 

顎の動きを確認するために、上顎と下顎を横にズラすような動きをしたところ、ガクッと言う音がした。

 

それ以降、会話はなんとかできるが、食べ物を咀嚼する時に激しい痛みを伴う。

 

その他の症状:左顎を痛める数日前より、左肩甲骨の内側が凝る。

経過と施術

顎の痛む場所と、肩周りを丁寧に触診したところ、肩甲骨の内縁と、顎の動きに関わる、背骨の周辺に異常な硬結を発見した。

 

背骨と肩甲骨の柔軟性を取り戻す目的で手足と骨盤周囲のツボに鍼を行った所、肩甲骨周辺と背骨付近の硬結が柔らかくなったのを確認し、初回の施術を終了とした。

 

施術翌朝。朝食を取る際に、発症以来、感じていた、顎の痛みが軽減していることに気がつく。肩のこりもスッキリとして以前のようなこりは感じない。

 

同じ施術を週2回。計6回行ったところ、食事や会話が問題なく行えるまで回復した。

使用したツボの一例

外谷L  膀胱兪L

まとめ

顎の動きは、肩甲骨や骨盤の動きと関係が深い。

長期のテレワークという慣れない環境での作業が肩や腰に負担をかけたことが症状の原因と考え、施術を行ったところ、段階的な改善が見られた。

来院者

60代女性

 

通院期間

2021年6月〜7月

 

頻度

週2回

 

通院回数

9回

症状

1週間ほど前から右手親指の付け根が痛み、包丁や箸などを使うときに力を入れることが困難になった。

 

病院で診てもらったところ、腱鞘炎と言われ、湿布と痛み止めを処方された。

1週間たっても特に症状に変化がないため、鍼灸施術を希望し来院。

 

その他の症状:慢性腰痛 肩こり

経過と施術

初回

右手親指の動きを、丁寧に観察すると、第二関節の小指よりの場所に、最も痛い場所を確認した。

 

また親指の動きと関係の深い下部胸椎の周辺を確認したところ、椎骨の可動性に問題があることを確認。

 

胸椎の動きを出すために背中に針を一本行ったところ、その場で右手親指の動きが楽になった。

経過:1回目の施術翌日、右手親指の動きがさらに良くなり、茶碗や箸など持つことがだいぶ楽になった。

2~4回目

施術開始前に比べ、日常生活での痛みは、10分の1ほどになったが、代わりに床に手を着いたときに手首の付け根から肘にかけて、痛みを感じるようになった。

 

痛みの場所と動きから肩甲骨の概則に問題があるのではないかと予想を立て針を1本行った。

 

症状を安定させるために同じ施術を4回目まで繰り返す。

5〜9回目

4回目までの施術で右手親指と手首から肘にかけての痛みは消失。

 

しかし包丁で食材を切ったり、ビンのフタを開けるなど、手に力を要する動作を繰り返すと症状が再発する。

 

肩の付け根の手首と関係の深い場所に針を行い経過を観察したところ、7回目の施術後あたりから、症状が安定。

 

手を多く使った日も痛みを気にすることがほぼなくなったことを確認し、9回目で施術を終了とした。

 

現在は、もともとの肩こりや腰痛予防のために月に1階通院を継続している。

使用したツボの一例

T8(1)R 臑兪R 巨骨R

まとめ

母指の腱鞘炎は親指自体の動きが他の指よりも複雑なため改善に時間がかかることが多い。

本症例は早期に施術を始めることによって速やかな回復が観察された。

来院者

40代女性

 

通院期間

2020年6月〜8月

 

頻度

週2回

 

通院回数

14回

症状

10年ほど前から、

右肩から、腕の付け根にかけて、痛む。

 

ここ最近、痛みがひどくなり、腕が突然上がらなくなった。可動域制限のため、肩より、高い場所に手を延ばす動作や、ズボンの後ろポケットに手をまわす動作のが困難。

 

症状がひどい時は、安静にしていても痛む時がある。また、右肩を下にして寝ると痛みで目が覚める。

施術と経過

肩の動きを確認したところ、動作時(バンザイの姿勢)に腰背部や股関節周辺の筋肉が引っ張られるような感覚が伴うことを確認。

腰背部と股関節を緩める目的で、右腰、右足首に鍼を打ったところ、肩を動かしたときの痛みが軽減。わずかではあるが、ズボンの後ろポケットに手を回しやすくなる。

続いて肩周辺を緩める目的でふくらはぎと前腕に鍼を行う。

少しずつではあるが、毎施術後、可動域が広がるのを確認。

10回目の施術を終える頃には、痛みが9割方、消失。

14回目の施術が終えるころには、可動域の回復は、100%とは言えないが、日常生活や仕事に差し支えない状態まで回復。

可動域を広げる体操を指導し、施術を終了とした。

使用したツボの一例

志室 申脈 足太陽 T2(1)R 飛揚 孔最

まとめ

長年に渡る腰背部や股関節の筋緊張が、肩の自然な動きを制限しすることにより、症状が発症したと考え施術を行ったところ、徐々に改善がみられた症例。

来院者

50代女性

通院期間

2019年12月~1月

頻度

週1回

通院回数

5回

症状

半年前より、左右を振り向く動作や左右に首を倒す動作で左首すじから肩や背中にズキッとした鋭い痛みが走る。

 

整形外科では「首肩こり」と言われ筋弛緩剤を出されたが、服用しても症状が変わらず、下痢をしてしまう。

 

他の解決方法を模索していたところ、鍼灸を友人に勧められ、来院。

施術と経過

首筋から肩甲骨付近まで触れると、左側が極端に緊張していていた。また、痛みのためか左を振り向く動作、左側に首を倒す動作に制限がみられた。

 

腕の痺れがないことや、肩関節の可動域には問題がないことから、

肩や背中の緊張が症状を引き起こしていると考え、肩甲骨周辺と胸椎際の緊張を取り除くことを目的に施術を行った。

 

3回目の施術を終えた後、違和感は残るが、左右を振り向く動作と左右に倒す動作時に感じていた、ズキッとした鋭い痛みは起こらなくなった。

5回目では、症状は消失し、首の可動域も正常になっていたため、施術を終了した。

 

その後は、再発予防のため月1回の施術を継続している。

使用したツボの一例

T5(0.5) R T7(0.5)R 

まとめ

首から肩にかけての症状の原因は、頚椎・胸椎・肩関節・肩甲骨など多義に渡るため、原因の特定が大切である。

今回は、胸椎の際と肩甲骨周辺に問題があると考え、使用するポイントを絞り込み、注意深く経過を追うことで改善が見られた。

来院者

40代男性

通院期間

2020年3月~

頻度

週2回

通院回数

5回

症状

1ヶ月前より、右肩が痛みだした。
痛む状況は、頭を洗う時、つり革を掴む時。その他、夜仰向けで寝ていると、肩の重さと同時にジンジンした痛みを感じて目が覚める。
病院でレントゲン検査の結果、骨には異常なし。
来院1週間前からさらに悪化したため、なんとかしたいと思い来院。

施術と経過

右肩の可動域を確認すると、バンザイの動作で100度。側方から肩を上げる動作で同じく100度ほどで痛みが出ていた。

また、ベッドに天井向きで寝てもらうと、右肩関節がベッド床につかず、指2本分ほど浮いている。

 

夜間の痛みと可動域制限から、肩関節の周囲に炎症が起きていると考えた。

 

また、炎症の原因は右肩関節が、胸の筋肉の緊張により、前方に引っ張られているためと判断した。

 

炎症を鎮めるために胸椎横のツボに鍼を行い。また前胸部の緊張を緩める目的で腰と臀部のツボに鍼をした。

5回の施術で右肩の可動域は回復し、日常生活で困ることは無くなった。

使用したツボの一例

T5(1) R 聚労R 志室R

まとめ

胸や臀部などに過度の緊張があると、肩関節の動きを制限してしまう。

関節の不自然な動きは、放置しておくと、痛みや、可動域の低下など、様々な症状の原因となるため、日頃から胸部、臀部の柔軟性を保つことが肝要である。

来院者

82歳女性

通院期間

2020年6月から約1ヶ月

頻度

週2回

通院回数

5回

症状

10日前より、首の両側面に激しい痛みが起きる。

痛みのため、寝床でから起き上がるなどの日常生活の他、首を動かす、すべての動作で激痛を伴う。特に下を向く動作が辛く、そのため、靴を履くことも介助が必要。

 

また、同時期より、口を大きく開けようとすると、顎の付け根に痛みを感じる。

 

その後、来院3日前より、左腕(肘~指先まで)がパンパン腫れ上がり、指先に力が入らない。物を持つこと、服のボタンをとめるのも困難。

 

整形外科で首のレントゲン検査を行ったところ、首の骨の隙間が狭くなっているといわれ、ロキソニンを処方されたが、全く症状が改善しない。

 

 

施術と経過

初回

首から肩周辺を丁寧に観察したところ、肩甲骨周辺と同じ高さに位置する、胸椎(せぼね)の動きが硬かった。

関節の柔軟性を取り戻す目的で、胸椎の際の一点と、手のツボに鍼をうつ。

鍼灸が初めてこのこともあり、刺激過多に留意して、その日は、そこで施術を終了とした。

 

帰り際、来院者が「あらっ」と不思議そうに声を出したので、どうしたのか尋ねると、「口を大きく開けられる。開けても顎が痛くない」という。

2~5回目

初回施術、3日後に来院。

下を向く動作ができるようになり、そのため、靴を介助なしで履くことができるようになった。

右首筋の痛みは8割がた、消失。左首筋の痛みも軽減したが、耳の後ろから、鎖骨辺りまで、「じわーん」とした、波寄せるような違和感がある。

 

左腕の腫れは初回より、だいぶ引いているがまだ、腕に力が入らない。

 

その後も同じ施術を繰り返し、5回目施術終了時点で、首の可動域が正常にもどり、右首筋の痛みや違和感も9割がた消失。

 

まだボタンをとめる動作は、ゆっくりだが、手すりやお皿などは持てるようになる。

 

来院までにバスを乗り継ぎ40分かかり、これ以上定期的な通院が困難ということで、来院者の年齢も考慮し、週2回行ってきた施術を終了とした。

 

その後は、再発予防のため、月に一度施術を継続している。

使用したツボの一例

合谷 六谷 養老 T3(1) T4(1)

 

まとめ

主な訴えである首・顎・腕の症状の原因を胸椎周辺の柔軟性の低下とシンプルに捉え施術を行うことで、改善がみられた。

 

症状の原因が首肩周辺のコリと関係が深いため、再発予防のためには、普段から、これらの症状に配慮する必要があると考えられる。

来院者

30代女性

通院期間

2020年5月~

頻度

2回目 3日後

3回目 1週間後

通院回数

3回

症状

1週間前より、左後頭部と左耳の後ろに、ビリビリ、チクチクとした痛みが起こる。

痛みは数分間で治まるが、1日に何度も予兆もなく起こるため精神的にも辛い。

 

元々、偏頭痛持ちだが、今までの偏頭痛の痛みとは、質が異なるため、心配になり、脳外科で検査を受けたところ、「後頭神経痛」と告げられる。

 

職場の仲間に、鍼灸がいいと勧められ、来院。

 

来院者の症状発症の心当たりとしては、1ヶ月前に、育児休暇から、職場復帰し、睡眠不足とデスクワークの疲れが重なった為と考えている。

施術と経過

初回)来院者の首と肩甲骨周りを観察すると、左後頭部の付根と、左耳後ろ周辺にスジバリとも言える、顕著なコリがあった。

 

観察したコリを緩める目的で手の甲とふくらはぎに鍼を行う。

施術後、コリが緩んでいることを確認し、3日後来院するように伝え、この日は終了とした。

 

経過:施術翌日には、ほとんど、頭痛が起きなくなり、翌々日には、頭痛が全く起きなかった。

 

2回目)首の付根と耳周辺のスジバリは、初回時に比べ、細く柔らかくなっていた。しかし右の同部位と比較すると、まだ左右差があるため、初回の処置に加え、左脛のツボを鍼を行う。

 

3回目)2回目の施術から1週間経過観察を行ったところ、首頭の付け根と耳周辺のスジバリに変化は観察されないものの、頭痛の再燃が一度もないため、施術を終了とした。

使用したツボの一例

合谷L 承山L 元瑠L

まとめ

初回に確認した、頭首付け根と耳周辺のスジバリが、後頭神経の出口と一致していたため、其のスジバリを緩めるよう方針を立て施術を行ったところ、速やかな症状改善が観察された。

症状

【症状】母指から前腕にかけての痛みと腫れ

【病歴】1週間前より、肘先から手首にかけて痛み、腫れを伴う。

整形外科でレントゲンで調べたところ、骨に異常はないとの事だった。親指の曲げ伸ばしで、母指だけではなく、手首~前腕が痛む。

 

左腕と比較しても、全体的に熱を持ち、腫れているのがわかる。

指先にしびれはない。手首を動かすと痛みが再現、増悪。首、肩や肘の運動に伴う痛みの増悪はなし。

来院者

50代女性

来院者

2017年3月〜

頻度

週2〜3回

来院者

4回

施術と経過

 

初回~2回目

痛みを最も感じる、右前腕の中指のラインと関わりの深い、肩甲骨周辺、及び母指と関わりの強い胸椎にある硬結を確認し、それぞれの場所に刺鍼。

痛みの場所が、中指のラインから、母指のライン(親指側)に移動したので、同じく肩甲骨外側にある硬結に刺針。施術の翌日、動きによる痛みが半減。帰宅後から翌々日にかけて腫れも徐々に引く。

3回目

痛みの場所が、中指のラインから、母指のライン(親指側)に移動したので、同じく肩甲骨外側にある硬結に刺針。施術の翌日、動きによる痛みが半減。帰宅後から翌々日にかけて腫れも徐々に引く。

4回目

腫れも引き、痛みを感じないということなので、3回目と同じ処置を行い、一度施術を終了する。

その後は、健康増進と再発予防の目的で3週間に1度通院中。

使用したツボの一例

府蔵3R 府蔵1R T1(1)R 

まとめ

本症例は、指の腱鞘炎の症状だけではなく、前腕の痛みと腫れを伴っていた。

指先や手首付近におこる腱鞘炎と違い、患部は広範囲であったが、

痛みを誘発する動作が明確であったため、施術ポイントを正確に鑑別することができ、施術を行うごとに症状の変化を観察することができた。

発症1週間と比較的新しい症状であったことも短期回復の大きな要因である。

 

院長プロフィール

池内 公 1980年生まれ。

2003年 鍼灸師国家資格を取得。臨床歴20年。

 

整形外科、内科、婦人科、耳鼻科など多くの科を有する、長野県水嶋クリニックの勤務を経て、2009年鍼灸専門、「ゐろは鍼漢院」を開院。

 

現在、『一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」を信条に日々奮闘中。

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