背中の強いコリを伴う顎の痛み(50代男性)
来院者
50代男性
通院期間
2021年10月~
頻度
週2回
通院回数
6回
症状
来院、3日前から、左顎に違和感を覚えた。
顎の動きを確認するために、上顎と下顎を横にズラすような動きをしたところ、ガクッと言う音がした。
それ以降、会話はなんとかできるが、食べ物を咀嚼する時に激しい痛みを伴う。
その他の症状:左顎を痛める数日前より、左肩甲骨の内側が凝る。
経過と施術
顎の痛む場所と、肩周りを丁寧に触診したところ、肩甲骨の内縁と、顎の動きに関わる、背骨の周辺に異常な硬結を発見した。
背骨と肩甲骨の柔軟性を取り戻す目的で手足と骨盤周囲のツボに鍼を行った所、肩甲骨周辺と背骨付近の硬結が柔らかくなったのを確認し、初回の施術を終了とした。
施術翌朝。朝食を取る際に、発症以来、感じていた、顎の痛みが軽減していることに気がつく。肩のこりもスッキリとして以前のようなこりは感じない。
同じ施術を週2回。計6回行ったところ、食事や会話が問題なく行えるまで回復した。
使用したツボの一例
外谷L 膀胱兪L
まとめ
顎の動きは、肩甲骨や骨盤の動きと関係が深い。
長期のテレワークという慣れない環境での作業が肩や腰に負担をかけたことが症状の原因と考え、施術を行ったところ、段階的な改善が見られた。