口を開けると、コメカミから耳下まで痛む(50代女性)
" 顎関節症 "
来院者
50代女性
通院期間
2021年1月〜 約3週間
頻度
週1回
通院回数
3回
症状
来院4日前。朝起きると、左顎に違和感があり、口を開けようとすると、左コメカミから耳の下にかけて痛みを覚えた。
会話や食事が左顎の痛みのせいでままならない。
友人に相談したところ、鍼灸をすすめられ、インターネットで当院のことを知り来院。
その他の症状:めまい 耳鳴り
経過と施術
症状発症前より、めまいと耳鳴りに悩まされていることから、首肩に慢性的な凝りがあることを疑い、調べたところ、耳の後ろから、背中にかけて、強い凝りを発見した。
そこで、左側頭部から顎関節、耳の後ろの筋緊張の緩和と血流改善をねらい胸椎2番から3番付近にあるツボと手に鍼をした。
施術翌日には、痛みを感じる場所が耳珠の前一点に限局するようになった。
2回目の施術後。それまで痛みを警戒し、大口を開けることを控えていたが、抵抗なく大口を開けられるようになる。
症状が消失したため、3回目の施術もって終了とした。
使用したツボの一例
T2(1)L T3(1)L 外谷
まとめ
顎関節は肩、首、肩甲骨や背骨との関連が深く、それらの場所が緊張すると、顎の自由な動きが制限され、その後、顎関節の痛みを発症しやすい。
問題となる原因点に正確に鍼と当てることで速やかな改善が見られた