足裏の痛みで趣味のランニングが困難(50代男性)
" モ-トン病・足底筋膜炎 "
来院者
50代男性
通院期間
2021年7月〜
頻度
週2回
通院回数
5回
症状
来院約3週間前から、歩行時に右足を地面に着地させる瞬間、第三趾と四趾の間がズキン!と痛む。
クッション性のある靴を履いて歩くと多少痛みが和らぐ。
整形外科にて、レントゲン検査の結果、足の骨には異常がないと告げられる。
湿布にて経過観察を行っていたが、症状に変化がないので鍼灸を希望して来院。
経過と施術
足裏の痛みを感じる場所や歩行時の姿勢から、原因点を考え、ふくらはぎの硬結に鍼を行う。同じ施術を3回行ったところ、足裏を地面に着地した時の激痛は消失。
しかし、依然として、うっすらとした痛みと違和感があるため、足の甲に鍼を行ったところ、違和感が減少。
以後、ふくらはぎと足の甲のツボに対する鍼を5回目まで繰り返したところ、歩行も趣味のランニングも苦痛なく行えるということで施術を終了とした。
使用したツボの一例
下承山R 大腰R
まとめ
足裏の痛みは、姿勢による重心の問題やふくらはぎや腰など、離れた場所に原因があることが多い。本症例では、ふくらはぎと足の甲の硬さが、足裏に負担をかけて症状が出現したと考えて、施術を継続したところ、速やかな回復がみられた。