足の裏には踵から指の方へ向かって筋膜が扇状に広がっています。

この膜はさらにアーチ状の構造になっており、歩行や荷重時に地面からの衝撃を吸収し足や膝、腰など、体への負担を軽減するクッションの役割を果たしています。

この筋膜が反復動作により小さな損傷と炎症が起こり、痛みとなった状態が足底筋膜炎です。

スポーツをしている人がなりやすいと言われていますが、実際には、底の固い靴やハイヒールで長時間歩くことでも発症する可能性があります。

スポーツを特にしていない人も足底筋膜炎になるのは、このためです。

最も特徴的な症状としては、
朝の床につく最初の一歩目が激痛で、徐々に痛みが引いていくことです。

痛みの場所としては、踵の前側が多いですが内側や外側の場合もあります。

・レントゲンによる画像診断

・消炎鎮痛剤を用いた薬物療法 

・ホットパックや入浴による温熱療法

・患部への注射

足底筋膜炎は多くの場合、足の裏に問題があると考えられています。しかし、足の裏以外が症状の原因となることがあります。

長年、足底筋膜炎の来院者さまをみていると、ある身体の特徴がみえてきます。それは、ふくらはぎや骨盤、首、肩甲骨周辺など、足の裏以外の場所に異常な筋肉のコリがあることです。

このコリが歩行時の自然な動きを妨げ、足の裏に負担をかけ続けた結果、足底筋膜炎が発症します。

池内　公　1980年生まれ。

2003年　鍼灸師国家資格を取得。臨床歴20年。

整形外科、内科、婦人科、耳鼻科など多くの科を有する、長野県水嶋クリニックの勤務を経て、2009年鍼灸専門、「ゐろは鍼漢院」を開院。

現在、『一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」を信条に日々奮闘中。

検査とヒアリングを丁寧におこない、

現在のお体の状態と、これから行う施術内容をしっかりと説明してから、施術を行います。

来院者さまが一日でも早く改善するよう、より確かな知識と技術を学び続けます。

からだの専門家として、お体が良くなるために必要な通院頻度や通院期間は、しっかりと伝えますが、無理に通院を促すようなことは致しません。

当院が来院者さまに提供する施術方法は、東洋医学をルーツとする鍼灸です。

しかし、これは現代医学への挑戦ではありません。

初回の「カウンセリング」や「検査」。または施術を行い続ける中で、「もう一度、専門医に診てもらう必要がある。」

と判断したときは、来院者さまが健康になる機会を損なわぬよう、病院にかかることをお勧めすることがあります。

東洋医学と西洋医学は対立するものではなく、お互いの長所が短所を補うものであることが望ましい。

私達はそのように考えています。

当院は完全予約制という形態をとっております。
忙しい方にも待ち時間なしでご案内することができます。