10年間続く右足の痛み。
症状
【症状】 2018年6月より時々ではあるが、右足の付け根~太ももの前側に歩行が困難になるほどの激痛が走る。
同じ場所の痛みは10年前から自覚しているが、歩けなくなるほどの激痛は、今回が初めて。
また同時期(2018.6月)から、右臀部の痛みと右足の甲にしびれを感じるようになった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2018年7月 ~ 2018年8月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
9回
施術と経過
問診にて6月から、料理の配膳の仕事を始めるようになり、今回の症状が出現したことを確認。
慣れない仕事により、右腰の周辺にストレスがかかったため、今回の症状が引き起こされたと推測した。
右足の付け根~太もも前側、臀部、足の甲に関するツボを触診にて確認したところ、右側に顕著な反応が認められた。
実際に鍼をし、ツボの緊張がとれた事を確認して、この日は治療を終了とする。
翌日、右足の甲のしびれは変わらないものの、右足の付け根から太もも、臀部の痛みは半分以下になっていた。
同じ施術を第5診まで繰り返したところ、右足の甲のしびれも消失したため、一度治療を終了する。
2週間後、症状が再び現れたため来院。
6診~9診:症状が初診時と同じであることを確認し、以前と同じ治療を行う。
9診目終了後、再発予防の体操を指導。以後三週間経過観察を行うが、症状の再燃はおこらず、仕事も無理なくこなせるということを確認。
現在は再発予防と健康増進の目的で1月に一度通院中。
使用したツボ
まとめ
下肢の症状は、痛みを感じる場所よりも、腰や鼠径部、臀部に問題はある場合が多い。
本症では、下肢の症状は、腰や臀部周辺の筋緊張にあると考え、集中的に施術を行う事で症状が緩解された。
症状の歴史がふるければ古いほど、回復には時間が必要とされるが、根気強く施術をうけることで変化がみられた、症例。
担当スタッフ