鍼灸小説
今日は鍼灸を題材とした小説のご紹介です。
韓国では、「チャングムの近い誓い」「ホ・ジュン」など鍼灸や漢方薬を題材にした、歴史ドラマがいくつもありますが未だ日本ではなかなか、それに匹敵するような大作ドラマがありません。(私の知る限りでは・・・)
しかし、小説ではすばらしいと思うものが、何冊かあります。
今日ご紹介するのは河治和香さんの「笹色の紅」 (文庫版では「鍼師おしゃあ」という名前に変更しているようです)
舞台の始まりは幕末の江戸。
ちょうど私がこの本を手にした時、世間は「龍馬伝」でわいていましたが、この幕末という時代は私達鍼灸師にとっても、激動の時代でした。
明治維新、富国強兵により、医術の主役はそれまでの東洋医学から西洋医学に取って代わり、鍼灸は医術と認めないとされました。
その時代の鍼灸師の葛藤が実にドラマチックに描かれています。(同時代に誕生した財閥の頭取なども登場し、文体からは同時代の背景や文化がありありと想像することができます。)
鍼灸の知識ゼロでもストレス無く楽しめるので皆さんぜひ一度、手にとってみたください。
超オススメです。
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鍼灸専門 ゐろは鍼漢院 院長
2009年「ゐろは鍼漢院」開院 現在臨床暦19年。
「一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」
を信条に日々奮闘中。
2012年より、「日本獣医中医薬学院」の専任講師として
今日まで、100人以上の獣医師の鍼灸教育に関わる。
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