汗について
こんにちは。
ゐろは鍼漢院の池内です。
今日は、汗について少し触れたいと思います。
汗から水毒の状態を知る
バランスのとれた食事ををし、適度な運動、規則正しい生活をおこなっていれば、汗はサラサラとしていて臭うことはありません。
また暑い日に自然と汗を流すことは新陳代謝を促し、体温調節をしてくれます。
それに対し、夏に冷房のきいた部屋に籠もったり、あるいはお酒や冷たいジュースなどをよく摂るという不自然な生活を送って来た方は、余分な熱や老廃物が体に溜まり、ベトベトと気持ちの悪い汗をかく傾向にあります。
このベトベトとした汗は東洋医学でいう水毒が体の中に存在することをにおわせています。
水毒は、浮腫や痛み、こむら返り、動悸をはじめ万病の本にもなるので、注意が必要です。
心当たりがある方は、生活習慣を見直し、日頃から、水分の代謝をたかめておくことを心がけましょう。
頭寒足熱
水毒にたいする予防策としてここでは、お風呂での半身浴がお勧めです。
- 38℃~40℃くらいのお湯を臍下まで浴槽にはる
- 20分ほど、じわっと汗をかくまでつかる。
たったこれだけのことですが、半身浴での入浴は、東洋医学でいう理想の頭寒足熱(頭が涼しく、足が温かい状態)の状態へと導いてくれます。
※冬場は急激は血圧上昇を防ぐために浴室を適温に温めておくことが必要です。
また、元々心臓の疾患などがる方は、控えてください。
まとめ
- 水毒は万病のもと
- 普段から、水毒を溜めないような生活を心得る。そのためには以下のことが大切
①バランスのとれた食事
②適度な運動
③規則正しい生活スタイル(早寝早起き)
④お酒、冷たい飲み物を避ける - 半身浴をして水毒の排泄をする。
最後に
今回の内容をまとめると、以上になりますが、水毒の解消にはなんといってもお灸が最適です。
最近では自宅で手軽に行える「せんねん灸」やそれに関する書籍も多数出版されているので是非参考にしてみてください。
できれば、その都度あなたの体の状態に合わせて、お灸や養生法を指導してくれる鍼灸師の先生が近くにいるといいですね。
鍼灸専門 ゐろは鍼漢院 院長
2009年「ゐろは鍼漢院」開院 現在臨床暦19年。
「一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」
を信条に日々奮闘中。
2012年より、「日本獣医中医薬学院」の専任講師として
今日まで、100人以上の獣医師の鍼灸教育に関わる。
詳しい、プロフィールはこちら