メモをとる
こんにちは。
ゐろは鍼漢院の池内です。
今年も最後の月になりました。師走はとても忙しい月。大掃除にお歳暮、年賀状の準備。
毎日が忙し過ぎると、普段なら気がつくことや、よい閃きを見逃しがちです。
そこで、私はポケットに入るくらいのメモ帳をいつも持ち歩き、何でも書きとめることにしました。ありきたりの方法ですが、これが効果大!
用意するのは一冊のポケットサイズのもので、どこでも手に入れることができます。そこに日付を記し、その時感じたことや、治療中に閃いたことをどんどん書きためています。
これは、十年前に私が実際におこなっていた方法ですが、メモ帳が段ボール数個分に膨れ上がり、保管方法に困ったことから、いつしか止めてしまいました。その後時代の流れ似合わせ、スマホなど、情報の電子化を試みましたが、やはり私の場合、手書きというアナログな方法が合っているようで再びこの方法に落ち着きました。
十年前の、メモを読みかえしてみると、ゐろは鍼漢院開院に向けての想いや屋号の候補。ロゴの構想などが書いたものもあり、当時の自分の思考は大変興味深いものだと感じました。
再びメモをとるようになり、思うことは、その時その時で閃いたアイデアや情報は宝の山。
自分の書いた文字情報は「何とも頼りない」と侮りがちですが、時間が立ってから読み返えしてみると「ホントに自分の頭に浮かんだものなのか」と自らのアイデアに驚くことも少なくありません。
この方法を試してみると、「自分のアイデアは覚えていられる。」「いつでも引き出せる」という考えが如何に思い込みであるかとういうことに気がつきます。
特に最近では、日々の臨床の備忘録として、カルテとは別に頻繁にメモをとっていますが、そこから、新たな、治療のヒントが生まれることがあります。
点と点が線になり、それがさらに面から立体へと思考が広がる感覚は大変気持ちの良いものです。
鍼灸専門 ゐろは鍼漢院 院長
2009年「ゐろは鍼漢院」開院 現在臨床暦19年。
「一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」
を信条に日々奮闘中。
2012年より、「日本獣医中医薬学院」の専任講師として
今日まで、100人以上の獣医師の鍼灸教育に関わる。
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