キャベツについて
キャベツについて
こんにちは、ゐろは鍼漢院の池内です。
昨年、お世話になっているクリニックで高脂血症と診断され、炭水化物の取り過ぎには注意との指導を受けました。それからのいうもの、野菜中心の食生活を心がけていますが、野菜を種類多くとるのも、なかなか、難しくキャベツばかり食べている事があります。
なので今回は、キャベツについて綴ってみようと思います。
キャベツの薬理効果
全世界の食卓で見られる、最もポピュラーな野菜で、古代ギリシャでも食べられていた記録があります。
日本に入ってきたのはだいたい、18世紀と言われています。古代日本にはなかったんですね~。意外…
最近ではアメリカの研究で、発癌を予防する「フラボノイド」や「ビタミンC・E」が豊富に含まれているということで、注目されるようになりました。
しかし、これらの成分は、煮すぎると栄養価が減ってしまうので生で食べるのが一番です。
では次に細かい栄養素について、見てみましょう。
キャベツの栄養素について
インドール
水様性で熱に強く、コレステロールを調製してくれます。
高脂血症の私にはもってこいですね。
ビタミンU
粘膜の再生を助ける作用があり、市販の胃腸薬にも含まれています。胃や十二指腸潰瘍の予防に役立ちます。
ビタミンK
ビタミンKは出血した際に働く、血液を固め、止血する働きに関わり、骨粗鬆症の予防にも欠かせません。
食物繊維
便秘予防や整腸作用に効果があります。
東洋医学的効能
調利臓腑(ちょうりぞうふ)
臓腑機能の調節
通絡散血(つうらくさんけつ)
毛細血管の循環障害の改善
安胃止痛(あんいしつう)
胃腸を丈夫にして腹痛を予防する。
コメント…通絡散血や安胃止痛はインドールやビタミンUなど、現代栄養学の成分 からも説明できておもしろいですね!
現代医学の研究では…
癌の予防作用
先にお話した、インドールの他に、ジオチオールやフラボノイドなどが含まれており、抗がん作用が注目されています。
止血作用
キャベツの栄養素のところで、ビタミンKについては触れましたがビタミンCも豊富に含まれており、こちらも血液凝固に関する物質の生成を助けます。
キャベツと体質の相性
まとめ
今回取り上げたように、キャベツには沢山の栄養素があります。
しかし、一種類の野菜をとりすぎると栄養のバランスを崩してしまうので、キャベツを素材として、バランス良い一品に料理する工夫も大切ですね。
鍼灸専門 ゐろは鍼漢院 院長
2009年「ゐろは鍼漢院」開院 現在臨床暦19年。
「一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」
を信条に日々奮闘中。
2012年より、「日本獣医中医薬学院」の専任講師として
今日まで、100人以上の獣医師の鍼灸教育に関わる。
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