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肩こり・首・肩の痛みの症例

肩こり・首、肩の痛みの症例

※解説は分かりやすくするために、裸のイラストを使用していますが、実際は患者着か衣服を着用しています。

症例2 上を向く動作がしにくい。

患者 34歳 女性 初診201×年 

【症状】上を向く動作で首の付け根に詰まるような違和感と痛みを感じる。

【病歴】約5年前から、慢性的な首のコリと痛みで悩んでいる。仕事上、パソコン作業を1日中行っており、年々肩こりも、ひどくなっている。
【服用薬】頓服でデパスを使用

治療内容と経過

初診

初診時、症状の起る部位と誘発する動作から、原因は胸椎(胸の高さにある背骨)の動きに関与していると考え、対応する手のツボに処置を行ったところ、僅かに痛みは軽減。しかし可動域は変化なし。この日はそこで治療を終える。

第2診~4診

2診目から3診目、同じく、胸椎の動きを調製する目的で対応するツボを足、背中にも求め、改善を計る。治療直後に痛みはやや軽減。可動域が変わらず。

4診目、原因を再度検証し、原因点を腰の動きにあると考え、対応するツボに鍼を行ったところ、可動域が大幅に広がる。

第5診~8診

可動域が徐々に広がり、8診目には、1週間をとおして、首の事を忘れている時間が長くなったという。

第8診以後、自身で症状をコントロールできるよう、自宅でできるストレッチと正しい座り方を指導し、治療の区切りとする。

現在はメンテナンス目的で3週間に一度通院中。

使用した主なツボ

列欠R 太衝R 六渓R 空膠

コメント

初診~3診目まで、同じ治療を行いましたが、症状はやや軽減したものの、効果は今ひとつでした。

その後、再検査をおこない、腰の堅さも症状に関与していると考え、腰の柔軟性を取り戻すような鍼を加えたところ、飛躍的に改善がみられました。

首の痛みに限らず、症状を引き起こす原因が複数存在する場合があります。

そのことを念頭におき、柔軟に対応することの重要性をこの症例を通して学ばせていただきました。

症例1 上を向くと首が痛む

患者 6歳 女性 初診 20○×年 2月

【症状】右首筋の痛み

【病歴】親御さんと遊んでいて、だっこした状態で首を前後に揺さぶられたたその日の夜から、右の首筋に痛みを感じ始めた。
 更に翌日に、口を開けると、右の下顎に痛みを感じると訴えるようになった。

治療内容と経過

第1診 

痛めた状況から、首の急な上下運動により、むち打様の症状がでていると予測した。右頬も赤く腫れ、熱をもっている。

背骨の柔軟性と顎関節の動きを確認し、そのなかで、症状と関係が深いツボに処置を行った。

治療後同じ動作をしてもらうが、「まだ痛い」と訴える。

鍼が初めてなことと、年齢を考慮し、刺激過多にならないよう、初回はここで治療を終える。

第2診

第1診目翌日、上を見る動作時の痛みはなくなったが、喉仏の横あたりに痛みを自覚するようになる。

また、初診時と同様、口を開けると、右顎の関節が痛い。

初診の治療に加え、喉仏の症状を緩和する目的で右足に一本、鍼を加える。

第3診

2診後、右頬の赤みと熱感はとれ、首についても気にならない。
顎の開け閉め、首の動きを再現してもらい、運動時痛の有無、可動域を調べ、一端治療を終了とする。

使用した主なツボ

外谷R 養老R T4(1)R 列欠R 太衝R

コメント

ぎっくり腰をはじめ、急性症状で患部に熱を持っている場合は、同じ場所で炎症が起きている一つのサインでです。この場合、患部への処置は時として、症状を増幅させることがあります。

この症例では、患部の動き(この場合は、首や顎)と関係する手足のツボを上手に使う事により、結果を出すことができました。

このように鍼灸には、患部と離れた場所に処置を行う事で、炎症を鎮静させるテクニックが存在します。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

 

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