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腱鞘炎の症例

腱鞘炎の症例

※解説は分かりやすくするために、裸のイラストを使用していますが、実際の治療では患者着か衣服を着用しています。
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

 

症例7 痛みが取れきれなかった腱鞘炎

患者 40代 女性 主婦 初診2018年 9月

【症状】左手首の腱鞘炎 手首の腫れがなかなか退かない 

【病歴】2017年の12月よりギターの練習か切っ掛けで発症。ステロイド注射で一時症状消失するも2ヶ月ごとに再発し、その都度ステロイド注射を打っている。

 

ギターを弾く以外に洗い物や洗髪、買い物籠を持つなどの動作も辛い。痛みがひどい時は母指から、肘のあたりまで痛みを感じる。

ホームページで当院のことを知り来院。

検査および所見

  • ファンケルテスト(+)

※母指を折りたたみ、その他の4本の指で包むようにして握り小指側に曲げる。痛みが出れば陽性。

  • 手首周辺が腫れ(+)
  • 手首周辺の熱感(+)
  • 手首撓屈時にも僅かに痛みを感じる。
  • 左肩胛胸廓関節が硬い※肩甲骨と肋骨で作られる関節

※撓屈…手首を母指側に曲げる動作

治療内容と経過

初診~3診

手首の動きと関連性の高い胸椎周辺のツボに鍼を行ったところ、ファンケルテストで誘発されていた、手首の尺屈時※の痛みは第3診までに8割方軽減。

ギターのハイポジションでなければ、痛みなく演奏できた。

※尺屈…手首を小指側に曲げる動作

手首の尺屈動作(小指側に曲げる)が楽になった分、撓屈動作(母指側に曲げる)の痛みが気になるようになる。

4診~6診

撓屈動作に変化なし

その後7診目の予約が決まっていたが、電話があり、本人の希望で治療を中止する。

使用した主なツボ

T1(1.5)L C7(1.5)L 侠白L  腑蔵1L

考察

本症例では、第3診までの治療で尺屈動作における痛みと動きは改善傾向にあったが、その後撓屈動作による症状が残り4~6診まで3回の治療を継続するも変化が見られなかった。

手首関節周囲の熱感が確認できたことからも、炎症が継続していたことが窺える。

今まで多くの腱鞘炎の患者さんを診てきたが、手首の尺屈時の痛みより、撓屈時で誘発される症状のほうが、回数も時間も要する傾向にあり、さらなる研究が必要と感じている。

反省点として、手首周辺にとらわれず、左の肩胛胸廓関節や鎖骨、肘との関連を考えるなど、幅広い観察眼が必要であった。

臨床の場では、予測より明らかに変化が下回った場合、漫然と治療を継続するのではなく、常に症状の原因を考えつづけなくてはならない。

今回の経験を踏まえて、患者さん本位の治療を追求していきたい。

症例6 ステロイド治療後再発した腱鞘炎

患者 50代 女性 事務仕事 初診2018年 8月

【症状】左母指の腱鞘炎 

三年前に発症し、ステロイド注射を受ける。その後二年間症状は落ち着いていたが昨年7月に再発。医師に「ステロイドの注射は繰り返し打つと、腱をもろくしてしまうのでお勧めできない」といわれ、その後は電気治療と抗炎症剤、湿布などで改善を試みたが、一向に痛みと腫れが退かない。

文字を書く動作たPC作業が特に辛く、なんとか改善できないかと、治療法を模索していたところ、当院を知人に紹介された。

治療内容と経過

初診~3診

母指と手首の動きを細かく観察したところ、頸椎と胸椎の動きに問題があると予測し、鍼治療を行う。治療直後、母指の動きが僅かに改善していることから、その後3診まで同じ処置をおこなう。

4診以降

4診が終えるころから、母指の動きの改善に合わせ、痛みと腫れが徐々に軽減。

8診目。痛みが8割方消失し、PC作業もストレスなく行えるということ。その後はセルフケアとして自宅でお灸をするよう指導し現在は、月1回、体調管理、健康増進を目的として治療を継続中。

使用した主なツボ

夾脊穴(主に胸椎1番と頸椎7番付近)

考察

本症例のように、ステロイド治療を繰り返し受けた後、鍼灸治療を希望し来院される方は意外に多い。

 

腱鞘炎に対する症例は鍼治療が奏功し、数回の施術で回復するケースや、少しずつ中長期にわたり、段階的に改善するケースと様々だが、副作用のない鍼灸は安心して必要なだけ治療をおこなうことができる。

 

本症例は、手の腱鞘炎の原因を手指単独の原因と考えず、関連性の高い脊柱に注目する事で効果をえられた、典型的な治験例。

症例5 産後の腱鞘炎

患者 36歳 女性 主婦 初診201×年 4月

【症状】母指と示指の痛み 腫れを伴う。

【病歴】出産後、授乳を繰り返すうちに、徐々に左母指と示指。母指の付け根に痛みと動かしにくさを感じるようになる。左手ほどではないが、右手の同じ場所も少し痛む。
【来院経緯】以前、当院で不妊治療を受けていた患者さん。妊娠中の腰痛など痛み対して鍼灸の効果を実感していたので、腱鞘炎にも有効だと考え来院。

検査

左右とも、少し熱を持ち、腫れている様子。
母指対立運動、曲げ伸ばしの動作に痛みをともなう運動制限が診られる。
上部胸椎、下部頸椎脊際に硬結あり。

治療内容と経過

初診~2診

 

母指と示指の動きに対応する、背中の反応を確認し、鍼をする。

治療した翌日、動きが若干よい気がする。

3診

痛みの場所が、中指のラインから、母指のライン(親指側)に移動したので、同じく肩甲骨外側にある硬結に刺針。治療の翌日、動きによる痛みが半減。帰宅後から翌々日にかけて腫れも徐々に引く。

4診

腫れも引き、痛みも大分軽くなったということなので、3診と同じ治療を行う。

4回の治療で痛みは完全に消失したわけではないが、日常生活には差し支えない。なかなか、来院の時間が取れないということなので、慢性化、重傷化予防の目的でその後10日に1回治療を継続する。

使用した主なツボ

T1(1) T1(1.5) C7(1.5) T7(1) T8(1) 

考察

腱鞘炎と聞くと一般的に、料理人や大工など職人の方がなりやすいといわれているが、産後に腱鞘炎になるケースは非常に多い。

また、育児を優先させてしますため、症状を放置し、慢性化させてしまう傾向にある。

授乳動作により手に負荷がかかることが続くかぎり、鍼灸治療を1,2回受けたからといって、その後、痛みゼロになるわけではないが、一番、手に負荷がかかる時期に鍼灸治療を受けることで、重傷化の予防が期待できる。

離乳食に移行してからの回復も、その間治療を受けず開始した人と比べて、回復が早いように感じる。

症例4 母指から前腕にかけての痛みと腫れ

患者 56歳 女性 介護職員 初診201×年 10月

【症状】母指から前腕にかけての痛みと腫れ

【病歴】1週間前より、肘先から手首にかけて痛み、腫れを伴う。

整形外科でレントゲンで調べたところ、骨に異常はないとの事だった。親指の曲げ伸ばしで、母指だけではなく、手首~前腕が痛む。

検査

左腕と比較しても、全体的に熱を持ち、腫れているのがわかる。

指先にしびれはない。手首を動かすと痛みが再現、増悪。首、肩や肘の運動に伴う痛みの増悪がなし。

治療内容と経過

初診~2診

痛みを最も感じる、右前腕の中指のラインと関わりの深い、肩甲骨周辺、及び母指と関わりの強い胸椎にある硬結を確認し、それぞれの場所に刺鍼。

痛みの場所が、中指のラインから、母指のライン(親指側)に移動したので、同じく肩甲骨外側にある硬結に刺針。治療の翌日、動きによる痛みが半減。帰宅後から翌々日にかけて腫れも徐々に引く。

3診

痛みの場所が、中指のラインから、母指のライン(親指側)に移動したので、同じく肩甲骨外側にある硬結に刺針。治療の翌日、動きによる痛みが半減。帰宅後から翌々日にかけて腫れも徐々に引く。

4診

腫れも引き、痛みを感じないということなので、3診と同じ治療を行い、一度治療を終了する。

その後は、健康増進と再発予防の目的で3週間に1度通院中。

使用した主なツボ

ふくら3R ふくら1R T1(1)R 

コメント

本症例は、指の腱鞘炎の症状だけではなく、前腕の痛みと腫れを伴っていた。

指先や手首付近におこる腱鞘炎と違い、患部は広範囲であったが、

痛みを誘発する動作がはっきりしていたため、治療ポイントを正確に鑑別することができ、治療を行うごとに症状の変化を観察することができた。

発症1週間と比較的新しい症状であったことも短期回復の大きな要因である。

同じような症状で悩んでいる方は是非、鍼灸治療を選択しの一つとして考えてみてほしい。

症例3 突き指による腱鞘炎様の症状

患者 60代 女性 受診 2017年 3月

【症状】

受診3週間前に転倒時に左手を地面につき、それから、母指の付け根が痛む。また可動域制限のため、床に手をついたり、財布を開く動作などで不自由を感じる。

 

整形外科でレントゲンを撮ったが、骨などに異常はないとのこと。

治療内容と経過

単純に指が痛みや腫れで曲げられないという自動運動制限だけではなく、他動でも可動域に制限がみられた。

 

腱鞘炎と同じく、母指に対応した、背中のツボの状態を確認したところ、反応が認められたので、鍼をしたところ、その場で可動域が大きく変化した。

 

5診目が終えたところ、右手の可動域とほぼ同じになり、痛みの消失したのでここで治療を終了とした。

使用したツボ

T7(1)L T8(1)L C7(1.5)L T1(1.5)L

コメント

腱鞘炎は使いすぎにより、発症するが、本症例のように、外傷などを切っ掛けとして、腱鞘炎様の症状が現れることがある。

 

手足の動きは背骨と連動しており、手指の腱鞘炎は背骨周囲のコリなどによりの背骨の柔軟性が低下した時に関連した指に症状が出現しやすくなる。

本症例は、手指の腱鞘炎と同じく、背骨の対応部位に鍼をすることによって改善することができた。

 

明らかな外傷による指の疾患は、まず、骨折や靱帯の損傷を確認するために、整形外科にかかることが求められる。

 

しかし骨や靱帯の構造上の破壊がなければ、鍼灸は本症例のような症状に対して大きな可能性を秘めている。

症例2 親指の腱鞘炎

患者 40代 女性 受診 2017年 8月

【症状】

左手親指の痛み。同年6月から、痛みで曲げる事ができない。また、床に手をつくような動作でも痛みが走る。

その他の悩み

  • 寝付きが悪い
  • 夢を多く見る

治療内容と経過

問診と検査から、症状の原因は胸椎の関節の硬さにあると考え、関連するツボに鍼を行ったところ、第三診から、徐々に曲がる様になった。

第5診終了後には、床(ベッド)に手をつけるようになる。

経過が順調なため、同じ治療を継続する。

7診目終了時には、9割がた痛み消失。

関節の可動域を計測したところ、標準の90%は苦痛なくまげることができる。

仕事や日常生活に支障がないということで、自宅でできるお灸とストレッチの指導をし一端、治療を終了。

 

その後は、再発予防と健康増進のため、月に1度、通院している。

使用したツボ

T1(1)L T8(1)L T7(1)L

コメント

手の親指の動きや感覚は、解剖学上、首の骨から出ている神経の障害が疑われる。
しかし、多くの患者さんを観察していると、頸椎よりも胸椎の堅さに注目し治療点を捉えることで、良い結果に繋がることが多い。

症例1 腱鞘炎 瓶の蓋を開け閉めする動作でいたむ

患者 60代 男性 受診:2018年 2月10日

【症状】 右手母指の痛み

【病歴】 

1月末より、思い当たる原因なく、親指に痛みを自覚。
親指の対立運動(親指とその他の指の腹どうしを接触させる動作)が困難になる。

その他、瓶の蓋を開け閉めする動作ができない。

※補足:この患者さんは、2015年2月に腰痛で当院を受診されました。回復後は再発予防のため、月に1回の割合でメンテナンスのため来院していましたが、今回の症状は、その時相談を受けたものです。

治療内容と経過

初診

問診をしたところ、症状が現れる前後で思いあたるような出来事はない。ただ、症状がでる少し前から、肩こりをひどい。

首回り、肩周りを触診したところ肩甲骨周辺と上部の胸椎と右首筋が異様に固くなっていた。

親指の対立運動と親指の曲げのばしに関連する背中の箇所を押しながら、痛みが出る動きを再現してもらったところ、幾分動きがスムーズになるのを確認。

これらの問診と検査情報から、親指の対立運動と腕の回転に関わる背中と首にあるツボに鍼をした。

治療直後、親指の曲げ伸ばしと対立運動をしてもらい。痛みが軽減していることを確認し、この日は治療を終了する。

症状が現れてから日が浅いので、集中して治療した方が、改善度も予後も良いことを説明し、3日おきにの治療を勧める。

2診目

母指の痛み軽減。対立運動ができるようになった。
しかし、瓶のふたを開ける動作がまだ、やりにくい。

この日は右を振り向くと右の首筋が痛いことを訴えたので、親指の症状との関連も考慮しながら、腕のツボに処置を加える。

 3診

親指の痛みが9割方改善し、ビンのふたも開け閉めできる様になった。

右首筋の痛みもほとんど、気にならなくなった。

第2診と同じ治療を行う。

指と首の可動域を計測し、健側(症状のない左の同じ場所)とほぼ同じ事を確認。

一端治療を終了する。

1ヶ月後の定期通院の日まで経過観察を行い、気になるようであれば、すぐ連絡するように伝える。

その後、従来どおり月1回の腰のメンテナンスのため来院しているが、指の症状は再発していない。

同時に治療した症状の

首の痛み

使用した主なツボ

T(1)R C7(1)R 後渓R

コメント

親指の動きは、その他の指と比べて,構造が複雑なため回復に時間がかかることがおおい。

しかし今回のケースは、発症から日が浅く、症状を再現する動作が明確だったため、治療するポイントも特定しやすかった。

これらの好条件が重なり、早期に良い結果に繋げることができた。

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