我孫子・柏のはりきゅう専門院

キャベツについて

" 健康コラム "

2018年6月19日

キャベツについて

こんにちは、ゐろは鍼漢院の池内です。

 

昨年、お世話になっているクリニックで高脂血症と診断され、炭水化物の取り過ぎには注意との指導を受けました。それからのいうもの、野菜中心の食生活を心がけていますが、野菜を種類多くとるのも、なかなか、難しくキャベツばかり食べている事があります。

 

なので今回は、キャベツについて綴ってみようと思います。

 

キャベツの薬理効果

全世界の食卓で見られる、最もポピュラーな野菜で、古代ギリシャでも食べられていた記録があります。

 

日本に入ってきたのはだいたい、18世紀と言われています。古代日本にはなかったんですね~。意外…

 

最近ではアメリカの研究で、発癌を予防する「フラボノイド」や「ビタミンC・E」が豊富に含まれているということで、注目されるようになりました。

 

しかし、これらの成分は、煮すぎると栄養価が減ってしまうので生で食べるのが一番です。

 

では次に細かい栄養素について、見てみましょう。

キャベツの栄養素について

インドール

水様性で熱に強く、コレステロールを調製してくれます。

高脂血症の私にはもってこいですね。

ビタミンU

粘膜の再生を助ける作用があり、市販の胃腸薬にも含まれています。胃や十二指腸潰瘍の予防に役立ちます。

ビタミンK

ビタミンKは出血した際に働く、血液を固め、止血する働きに関わり、骨粗鬆症の予防にも欠かせません。

食物繊維

便秘予防や整腸作用に効果があります。

東洋医学的効能

調利臓腑(ちょうりぞうふ)

臓腑機能の調節

通絡散血(つうらくさんけつ)

毛細血管の循環障害の改善

安胃止痛(あんいしつう)

胃腸を丈夫にして腹痛を予防する。

 

コメント…通絡散血や安胃止痛はインドールやビタミンUなど、現代栄養学の成分     からも説明できておもしろいですね!

現代医学の研究では…

癌の予防作用

先にお話した、インドールの他に、ジオチオールやフラボノイドなどが含まれており、抗がん作用が注目されています。

止血作用

キャベツの栄養素のところで、ビタミンKについては触れましたがビタミンCも豊富に含まれており、こちらも血液凝固に関する物質の生成を助けます。

キャベツと体質の相性

キャベツは五臓六腑の機能を調和してくれます。
特に、消化を促す作用があるので、「後天の本」である脾胃を助け、気血津液の生成を促します。
煮すぎると栄養価が減ってしまうので生で食べるの一番ですが、冷えの強い「陽虚タイプ」は食べ過ぎると体を冷やすのでご注意ください。

まとめ

今回取り上げたように、キャベツには沢山の栄養素があります。

しかし、一種類の野菜をとりすぎると栄養のバランスを崩してしまうので、キャベツを素材として、バランス良い一品に料理する工夫も大切ですね。

この記事を書いた人

鍼灸専門 ゐろは鍼漢院 院長

2009年「ゐろは鍼漢院」開院 現在臨床暦19年。

「一本の鍼には、一人の可能性を広げる力がある」

を信条に日々奮闘中。

2012年より、「日本獣医中医薬学院」の専任講師として

今日まで、100人以上の獣医師の鍼灸教育に関わる。

 

詳しい、プロフィールはこちら

 

 

カテゴリー: 健康コラム.
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